Q8 Windows Storeって何が買えるの?
Windows Storeはマイクロソフトが運営する、Metroスタイルのアプリケーションを販売するオンラインサイトだ。Metroスタイルアプリケーションは原則として、Windows Storeから入手することになる。
一方、既存のデスクトップアプリケーションは、Windows Storeでは配布されない。今までと同じように、パッケージでの販売やサードパーティーのオンラインサイトでの販売となる。
Windows Storeで販売されるMetroスタイルアプリケーションは、マイクロソフトが事前に審査するため、ウイルスやマルウェアの混入などを極力防げる。またインストールされたMetroスタイルアプリケーションのアップデートも管理されているため、新しいバージョンがリリースされたら、自動的にアップデートを行なうこともできる。
Q9 ログイン方法が変わったってホント?
Windows 8ではログイン方式について、タブレット環境に対応した「数字パスワード」(PIN)と、新しい「ピクチャパスワード」という方式が追加された(従来型のパスワードもサポート)。
PIN入力ならスマートフォンのように、画面に表示された数字をタッチするだけでログインできる。ただしPINは数字だけなので、複数の文字種を組み合わせてパスワードを作るキーボード入力よりも、セキュリティー的に弱くなる。
そこでタブレットでも使いやすい新しいパスワードとして考えられたのが、ピクチャーログインだ。
ピクチャーログインでは、設定した写真の特定部分にタッチして、ジェスチャー(右回りの丸を描くとか)を描くことでログインできる。タッチする部分は3ヵ所となっているため、他人が偶然ログインすることもまずない。もちろんマウスでもできる。タブレットなどのデバイスでは、ソフトウェアキーボードを表示してパスワードを入力するよりも、ピクチャーログインの方が簡単に、高いセキュリティーを持ってログインできるだろう。
なお、Windows 8はクラウド連携が重視されており、ユーザーアカウント名にWindows Live IDを使うことが推奨されている。もちろん今までのWindowsのように、ユーザーが自由にユーザーアカウントを作成することもできる。その場合は自動的にSkyDriveやMailなどに連携することはない(ユーザー自身が連携を設定する必要がある)。
Windows Live IDをユーザーアカウントとして利用した場合、複数のWindows 8搭載パソコン間で、Windows 8の設定やブックマークなどを、自動的に共有できるようになる。
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