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累計販売台数100万台突破のシャープ製ウォーターオーブン

水で焼く? 水蒸気で焦げ色が? ヘルシオの謎に迫ってみた

2012年03月12日 11時00分更新

文● 石井英男

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材料を並べたらボタンを押すだけ。コンロも鍋もフライパンも不要。手ぶらで調理できてしまう、魔法の箱の正体とは――。シャープの人気ウォーターオーブン「ヘルシオ」の秘密に迫ってみるぞ

大人気のヘルシオの技術を知りたいっ!

 シャープの「ヘルシオ」は、過熱水蒸気で調理するウォーターオーブンとして、高い認知度と人気を誇る製品だ。たとえ普段、料理はあまりしない人でも、ヘルシオの名前と大まかなイメージ(余計な脂や塩分を落としてくれるので健康によいとか)くらいなら知っているのではないだろうか。

 初代機「AX-HC1」の発売は2004年9月。以来およそ8年を経て、ヘルシオはシャープが擁するブランドのなかでも抜群の認知度を得た。メインターゲットである30~40代女性の場合、その認知率はなんと83%にまで達するという。

ヘルシオの最新モデル「AX-PX2」。庫内容量は30Lで、2段調理が可能。トリプル噴射方式を採用したハイエンド機だ。初代から数えて8世代目となる。価格はオープン(実売価格:10万円前後)

脂や塩分を落としてヘルシーな料理が味わえる。「Healsio=ヘルシオ=減る塩」の語呂合わせも有名だ(じつは偶然なのだそう)

 しかし、ヘルシオの名前は知っていても、その開発意図や加熱原理、内部構造まで熟知しているという人は少ないのでは。また、技術に関心のあるASCII.jp読者としては、初代機完成までの試行錯誤、そして何より、ヘルシオで調理すると脂や塩分がよく落ちる理由といった“そもそも話”が知りたいところだろう。

 筆者は先日、ヘルシオを開発したエンジニアにじっくりとお話を訊く機会を得た。そこで今回は「技術面から見たヘルシオ料理のおいしさ」に迫ってみたい。

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