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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第240回

冬の日向で5匹の猫を探せ! 

2012年03月02日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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サービス精神旺盛だけど
撫でさせてはくれません

 さてこれで3匹。残るは2匹である。

 1匹は黒猫だった。陽差しがよく入る駐車場の隅っこで発見。フェンスからはみ出ている笹の前におりました。陽差しの下で見る黒猫は温かそう。

目を閉じて日陰にでもいたら絶対気づかないだろうな、というきれいな黒猫。片方の耳が欠けているのは、去勢されているという印。地域猫として大事にされている証でもある(2012年2月 ソニー NEX-5N)

目を閉じて日陰にでもいたら絶対気づかないだろうな、というきれいな黒猫。片方の耳が欠けているのは、去勢されているという印。地域猫として大事にされている証でもある(2012年2月 ソニー NEX-5N)

 もう1匹はどこだろうとうろうろしていると、大きな岩の陰で発見。あ、いた、と上から覗き込むと、むこうも覗き返して、しばし見つめ合う。白っぽい猫である。

岩(右下にうっすらと写っている)の上からハイアングルで。縦位置にした方がカッコよさげなので縦位置で狙ってみた(2012年2月 ソニー NEX-5N)

岩(右下にうっすらと写っている)の上からハイアングルで。縦位置にした方がカッコよさげなので縦位置で狙ってみた(2012年2月 ソニー NEX-5N)

 目が合った後、そそくさと日向の方へ向かうので、ついていくと、いきなりアスファルトの上でごろごろと転がり、白い身体を砂や枯れ葉まみれにしてくれたのだった。

午後の陽差しの下、いきなり目の前でごろごろしてくれたのでその姿を連写してみた。気持ちよさそうでいいんだけど、白っぽい猫がこれやると汚れちゃうのだよな。猫的にはどうでもいいんだろうけど(2012年2月 ソニー NEX-5N)

午後の陽差しの下、いきなり目の前でごろごろしてくれたのでその姿を連写してみた。気持ちよさそうでいいんだけど、白っぽい猫がこれやると汚れちゃうのだよな。猫的にはどうでもいいんだろうけど(2012年2月 ソニー NEX-5N)

 この猫、ここまでサービスしてくれたんだから撫でさせてくれるかな、と手を出したら、「それはイヤ」とばかりにまた去って行ったのでありました。

 冬のよく晴れた日の猫は楽しいですな。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイ ン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを探す日々。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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