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シートを貼るだけでiPhoneで裸眼3D表示できる「Pic3D-II」が登場

2012年03月01日 18時00分更新

文● 伊藤 真広

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会場には「Pic3D-II」を貼り付けた30台のiPhoneを用意したタッチ&トライコーナーが設営されていた

 Globalwaveは、裸眼3Dシート「Pic3D」の新モデル「Pic3D-II」を3月14日に発売すると発表。2月29日に都内で製品発表会が開催された。

 同シリーズは、3D表示に対応していないディスプレーやテレビにシートを貼るだけで、裸眼3D表示が可能になる商品。海外で先にブレイクし、2011年8月の販売開始からわずか半年で100万枚のセールスを記録したヒット商品の第2弾となる。

iPhone4S/4で、3D映像が再生可能となる「Pic3D-II」は、3月14日に2480円で発売開始

 「Pic3D-II」は、iPhone 4/4S専用となっている。第1弾の「Pic3D」では液晶を縦方向にしたときのみ3D表示が可能だったが、より大きく3Dの描写を楽しみたいというユーザーの要望に応えて、横方向での3D表示を可能にしたという。

 iPhone 4/4Sで3D表示をするには、専用アプリの「Pic3D-II Player」のインストールが必要。App Storeで無料配布されており、本体に保存した専用形式の動画に加えて、YouTube上にアップロードされているサイド・バイ・サイド方式の映像を、3D映像として再生できる。

写真では伝わりにくいが、2D(上段)と3D(下段)の表示の比較もできるコーナーが用意されていた

「Pic3D-II」を貼り付けたiPhoneで3D表示している画像。肉眼で確認するとたしかにiPhoneの画面に奥行きを感じることができた

こちらは2D表示中のもの。ご覧の通り、シートが貼られていることを感じさせることなく、画面を見ることができる

「Pic3D-II」で表示可能な3D映像は、左目用、右目用の画像をひとつのフレームに並べて扱うサイド・バイ・サイド方式の動画および静止画となる

専用アプリ「Pic3D-II Player」のインターフェースは、iPhoneユーザーが親しみやすいように標準の音楽・映像再生インターフェースに準じている

 従来版のアプリでは、YouTube上にアップロードされている動画を検索する機能がなかった。そのため、視聴したい動画のURLを手入力しなければならなかったが、「Pic3D-II Player」ではプレイヤー上から検索する機能も持っている。

 また、対応モデルで撮影したサイド・バイ・サイド方式の映像であれば、家庭用3Dビデオカメラやデジタルカメラで撮影し、それを変換して再生することも可能だという。

発表会の会場には、「Pic3D-II」に対応した富士フイルムとJVCケンウッドの製品が展示されていた

富士フイルム 3Dデジタルカメラ「FinePix REAL 3D W3」

JVCケンウッドの「EverioGS-TD1」

 「Pic3D-II」は高い透過率をもっているため、3D表示をしていない画面は、シートを張っていない時と変わることなく表示できる。一般的な液晶保護シートとして利用するのもいいだろう。

 国内での販売価格は2480円を予定している。まずはAmazon向け、2012年秋以降には小売店でも販売していく予定だ。3月14日に発売されるのは、iPhone 4/4S専用のものだが、今後はiPadシリーズやAndroid端末向けのシートの発売も予定しているとのことだ。

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