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「IIJモバイルサービス/タイプD」開始

ビジネスユースに優しい三段階定額も!IIJが法人向けLTE

2012年02月28日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 2月27日、インターネットイニシアティブ(IIJ)は法人向けモバイルデータ通信サービス「IIJモバイルサービス/タイプD」において、NTTドコモの「Xi」ネットワークを利用したLTE対応サービスを開始した。対応端末としてUSB型の「510FU」とモバイルWiFiルータ「NI-760S」を提供する。

LTE対応サービスのレンタル端末「510FU」(左)と「NI-760S」(右)

 これまでIIJモバイルサービス/タイプDでは、FOMA網利用の3G回線のみに対応していたが、回線種別として新たにLTEが選択可能になった。接続先を限定する「IIJモバイルBiz+サービス」などのセキュリティソリューションと組み合わせることで、法人利用に最適なセキュアな通信環境を容易に構築できるという。また、3G回線では利用しにくかった業務システムや仮想デスクトップなど、より低遅延な通信環境が求められるアプリケーションを利用する場合に、体感速度が改善するなど、ビジネスに適した通信環境を実現するとしている。

レンタル端末の価格

 料金プランは、「三段階定額プランL」と「定額プランL」の2種類を用意する。三段階定額プランLは、データ通信量に応じて定額部分が三段階に設定されている。LTE回線を利用する場合は、基本料金が800円で(3MBまでの通信料金込み)、300MBまでが2800円(2段階目上限)、300MB以上が5700円(3段階目上限)となる。メールやグループウェア利用など一般的なビジネスユースの場合、月間の利用量が300MBに収まるケースが多く、リーズナブルにLTE回線を利用できるという。

「三段階定額プランL」の仕組み

 一方、定額プランLは、月額通信料が5500円の固定プランだ。

 両プランとも、当月のデータ量が3GBを超えた場合、当月末まで通信速度が送受信時最大256kbpsに制限される。また、以下のような制限もある。

  1. 3日間で366MB(300万パケット相当)以上を利用した回線に対して翌日24時間、他の回線に比べ通信が遅くなる場合がある
  2. 一定時間以上にわたって接続を継続する場合には、当該接続を切断する場合がある
  3. 一定時間以上無通信状態が続く場合には、当該接続を切断する場合がある

 また、LTEスタートアップキャンペーンとして「LTEセキュリティパック」と「LTE for スマートタブレット」を提供する。

 LTEセキュリティパックは、パソコンからセキュアに社内にアクセスする際に必要なLTE回線、USB型データ通信カード、セキュリティ機能(LTE回線の接続先を任意のグローバルIPアドレスに限定)をパッケージとして、まとめてご契約すると、通常1回線あたり最大6800円の月額費用を最大4940円にて提供するもの。LTE for スマートタブレットは、スマートデバイスをセキュアに利用する際に必要なLTE回線、モバイルWiFiルータ、MDM機能をパッケージとして、まとめて契約する場合、通常一回線あたり最大6950円の月額費用を最大4980円にて提供する。

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