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「10ギガビットイーサネット専用線暗号化サービス」を3月1日より提供開始

KVH、WDM上で暗号化する金融向けセキュア通信サービス

2012年02月24日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 2月23日、KVHは高度な機密性と高性能なネットワークパフォーマンスを求める金融サービスなどに向けた新サービス「10ギガビットイーサネット専用線暗号化サービス」を3月1日より提供開始すると発表した。

 10ギガビットイーサネット専用線暗号化サービスは、WDM(Wavelength Division Multiplexing:波長分割多重)ネットワーク上で大容量データの暗号化処理を直接行なう。これにより、アプリケーションやサービス品質に影響を与えず、ネットワークの低遅延性、透過性を高度に保ちながら、多様なプロトコルを強力に暗号化できることが最大の特徴だという。

 暗号化のみに特化したネットワークを構築する必要がないため、初期投資を削減可能で、ネットワーク運用も一括でKVH側に任せることができる。

 このサービスは、米国のネットワーク専門企業のシエナの光伝送装置「5000 Advanced Services Family」の暗号化技術を採用する。この装置はKVHの低遅延光ファイバーネットワークのWDM装置として導入されており、米国連邦政府における情報処理標準「FIPS認証」を取得した暗号化機能を容易に統合できるという。

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