ドコモの新しいスマホとタブレットは、放送波を活用した新サービス「モバキャス」に対応する数少ない端末だ。モバキャスに加えワンセグも搭載する。果たしてどこが優れているのか? 写真とともにレポートしよう。
モバキャス対応スマホ第一弾はAQUOS PHONE!
docomo NEXT series AQUOS PHONE SH-06D
SH-06Dは、4.5型の高解像度(1280×720ドット)液晶ディスプレー搭載の1.2GHzデュアルコア端末。Xi以外の機能を網羅する、ほぼ全部入りだ。カラバリはメインカラーのマゼンタ・レッド、ブルー・ブラック、ホワイトの3色。付属の卓上ホルダーをボディーカラーと統一し、所有欲を刺激する。
アンテナは3種類あり、使用時の優先順位は、卓上ホルダ背面>付属のminiUSB-3.5mm径イヤフォンジャック変換アダプタ>ボディ側面の順。アンテナはモバキャスとワンセグで共用する。なおイヤフォンジャックは非搭載だ。専用ウィジェットを貼っておくと、放送中の番組名や災害速報などをすばやく確認できる。なお、端末機能とは別にモバキャスも緊急地震速報を表示する。しかし、地デジなどと同様に、アナログテレビよりも数秒程度遅れるとのこと。
会場で実際に触れられたのはデモアプリだったので、それが前提なのをご了承願いたい。
モバキャスを起動すると、放送中の番組をトップ画面でスグに視聴できて便利だ。チャンネルは3種類。映像部分を左右になぞると、すばやくチャンネルを切り替えることができる。放送予定の番組は番組表で確認する。番組表はPCでも閲覧できるようにする予定とのこと。興味があれば加入前にのぞいてみよう。番組は連日朝5時から翌朝4時まで放送される。1週間で約100本の番組(再放送を除く)が用意されている。
ユニークなのは、番組を視聴しながらTwitterやFacebookに投稿できる点。もちろん他のユーザーの投稿も閲覧できる。また、端末はシャープ製なので、従来の同社製品と同じように、ホームキーと電源キーの同時押しでスクリーンショットを撮影できるが、モバキャスとワンセグのスクリーンショットは肖像権などの関係で撮影できないようになっている。
シフトタイム視聴では、自動的にmicroSDカードに番組を保存しあとで見ることができる。どんな番組をmicroSDカードに保存するかは、ジャンルやランキングなどから選択できる。キーワード検索も可能で、お目当ての番組をすばやく探せそう。番組の容量の目安は1時間番組で約500MB。付属の16GBのmicroSDカードに30本前後保存できる計算だ。