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コスプレ撮影もあるよ!

台湾の冬コミも熱かった! 「FancyFrontier19」潜入レポート!

2012年02月15日 19時04分更新

文● 伊藤 真広

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 ASCII.jp読者には、おなじみの「FancyFrontier(開拓動漫祭)」(以下、FF)が、2月4日・5日の2日間にわたって国立台北大学総合体育館で開催された。

FF19の会場として使用されたのは台湾の最高学府“国立台湾大学”の総合体育館。1日目は1階と3階の2フロア、2日目は3階のみの1フロアでの開催となっていた

 今年で初開催から10周年を迎えたFFは、2月と7月の年2回開催される台湾最大の同人即売会。来場者は年々増加傾向にあり、今回は2日間で8万人以上が会場に足を運んだという。
 さらに、今回は、日本からのサークルも多数参加していた。ちなみにFFに日本のサークルが参加するには、参加申請する際に、台湾で連絡が取れ、事前にサークル参加費を台湾ドルで支払える台湾在住の代理人を必要とする。

開場直前の入場待機列。1日目に待機列が解消されたのは、開場から2時間以上経過した12時過ぎとなっていた

開場1時間程度で会場内はご覧のような大混雑。人気サークルには日本同様購入待機列が作られ、最後尾の札も用意されていた

1Fの会場の様子。目的の同人誌を購入する一般参加者の中には日本のコミケに参加する猛者同様、トランシーバーや無線機を装備して連絡を取り合う人の姿があった

日本のコミケ同様に企業ブースも多数出展。そのうち半数が日本のゲームメーカーとなっており、日本の企業が台湾のオタク市場に注目していることが伺えた

 今回、日本のサークルが急増した理由について、現地の代理人の方に話を聞いてみたところ、過去に参加したサークルによる口コミが拡がった結果と、日本でも視聴可能な台湾ニコニコ動画による会場からの生放送による所が大きいのではないかという。

 今回は、現地のサークルさんで日本のコミケに参加したことのある人から台湾における同人事情について簡単にお話を伺ってみた。
 同人誌への扱いこそ、日本の同人誌と変わらない。ただ、日本では同人誌専門の書店があり、イベント終了後でも購入できるが、台湾では、同人誌を販売するショップはまだ存在しておらず、また日本以上に厳しい性的な表現規制があるため、18禁の同人誌などを市場で流通させることは難しい。

同日で台北ゲームショウが開催中なのに、FFで大々的に「TEKKEN TAG2」のブースを出展していたバンダイナムコゲームスの現地法人

台湾でも販売がスタートした一番くじのブースも登場。台湾でも大人気の「魔法少女まどか☆マギカ」のキュゥべえの一番くじが発売され、くじ待ちの列もできていた

台湾でも大人気の戦国武将グッズ。以前は、大河ドラマの影響で戦国グッズを購入していくのは男性が多かったが、近年はBASARAシリーズの影響もあり、女性購入者が急増中とのこと

同人誌や音楽CDを頒布するサークルに加えて、ペーパークラフトやハンドメイドのグッズ等を販売するなど、日本のコミケ同様、多種多様な自主制作物を頒布するサークルが出展している

3階の会場にはステージが組まれており、主催者が招いたゲストや出展企業によるトークやライブといった催しも行なわれていた。写真は企業ブースとして出展したOVERDRIVEによるライブ&トークの様子

次ページでお待ちかねの台湾コスプレイヤーさんをご紹介!

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