スピーカーとは思えない外観がユニーク
ストレートでパワフルなJBL「ONBEAT AIR」
最後はJBL「ONBEAT AIR」。JBLのiPhone用スピーカーにはユニークな形状のモデルが多いが、本機もなかなか面白い。スピーカーは45mmアルミコーン型ドライバーとネオジウム磁石を組み合わせた「Phoenix SE」。ビデオ再生にも対応しており、背面にはビデオ出力も備えている。
■ JBL「ONBEAT AIR」
スピーカー:4.5cmフルレンジ(Phoenix SE)
アンプ出力:6.5W+6.5W
接続端子:iPodドック、ステレオミニ入力
充電機能:○ PCとの同期:○ AirPlay:○ アラーム機能:○
サイズ:W210×H150×D135mm/質量:0.96kg
実売価格:2万9800円前後
デザイン:黒光りするボディにパンチングメタルが艶やかな色気ある1台
曲面で構成されたボディは金属製のパンチングメタルで覆われ、見た目の質感もなかなかのもの。iPhoneは専用の無料アプリで再生する。こちらには時計機能なども備わっている。上部に突き出したドック部分は、ビデオ再生時にはiPhoneを横向きに回転させることも可能で、ビデオプレーヤーのようにも使える。このほか、入力端子はiPodドックのほか、外部入力(ステレオミニ)も備えている。
音質:キレの良い音が好印象 リズミカルで元気な曲を引きたてる
マイケル・ジャクソンを聴くと、歯切れ良くリズム感の良いサウンドが楽しめた。低音はかなり下まで伸びるがややタイトで、量感よりもキレ味や反応が良い印象となる。コンパクトなサイズのわりにはステレオ感もそれなりに出ており、広々としたステージの雰囲気もよく出た。チック・コリアのピアノでも会場の空間感や音の響きがしっかりと出て、個々の音もクリアーだ。軽快なリズムをテンポよく描くなどノリの良いサウンドが気持ちいい。
名称通りビートの聴いた音楽をノリノリで楽しめる明るいキャラクターで、ストレートで勢いのある音はJBLらしさも十分。ロックやポップスを元気よく聴きたい人には最適なモデルだ。「Air Play」には対応するほか、専用アプリでインターネットラジオやアラーム機能も使えるなど、iPhoneとの組み合わせではなかなか多機能に使える。
「ONBEAT AIR」 実力チェック表 |
デザイン | 省スペース性 | 使い勝手 |
---|---|---|---|
○ | ◎ | ○ | |
音の情報量 | 高域 | 中域 | 低域 |
◎ | ○ | ○ | △ |
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