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2011年CPUクーラー最強王者決定戦 第1回

いきなり優勝候補が登場!?

勝つのはどれだ!? 2011年CPUクーラー王座決定戦【第1回】

2012年02月06日 15時00分更新

文● 宇野 貴教

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オオタカの名を冠するハイエンド製品
NZXT「HAVIK 140」

●対応ソケット:775/1155/1156/1366、AM2/AM2+/AM3
●寸法/重量:140(W)×120(D)×166(H)mm/1035g
●ファン回転数:1200rpm
●ノイズ:25dB
●実売価格:7300円前後
●製品情報URL:http://www.nzxt.com/new/products/cpu_cooler/havik_140

NZXT「HAVIK 140」

 アメリカのNZXTはこれまでPCケースで知られるメーカーであったが、CPUクーラーの初製品投入となる記念すべきモデルがこの「HAVIK 140」である。TDP250W対応を謳うCPUクーラーで、140mm角デュアルファンを採用する大型タイプになっているのが特徴だ。
 放熱フィンは奥行きが小さく幅が広いという形状で、6mm径6本のヒートパイプによりCPUの熱が伝えられる。ハイエンド向けサイドフロー型としてはオーソドックスな作りと言えるだろう。搭載する140mm角ファンは回転数が1300rpmと抑え気味の仕様だが、デュアルファンのためあまり静かではない。
 TDP250W対応のハイエンド向けだけあって、冷却性能は高いポテンシャルを持っていると見てよいだろう。

アイドル時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  27℃ 29.2℃ 29.1℃ 31.3℃ 39.6dB 700rpm
純正より -2℃ +1.7℃ +4.5℃ +5℃ -3.4dB -1000rpm
高負荷時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  51℃ 28.5℃ 31.8℃ 36.5℃ 48.4dB 1300rpm
純正より -24℃ -10.3℃ -14℃ -13℃ -0.6dB -2000rpm

10分間の温度推移

定番シリーズの4代目モデル
Owltech「無双 ver.IV Ultimate」

●対応ソケット:775/1155/1156/1366、754/939/940/AM2/AM2+/AM3
●寸法/重量:125(W)×106(D)×153(H)mm/700g
●ファン回転数:800~1850rpm
●ノイズ:14~28dB
●実売価格:4800円前後
●製品情報URL:http://www.owltech.co.jp/products/cpu_cooler/owl/MUSOU4/CCSH01F.html

Owltech「無双 ver.IV Ultimate」

 Owltechの「無双」シリーズの4代目モデルで、これまでの無双シリーズと同じく大型の放熱フィンを搭載するハイエンド向け製品である。前バージョンの「無双 ver.III」からの変更点は、付属ファンが1850rpmの山洋電気製PWMに変更になったことと、LGA 1155に正式対応したことだ。
 マザーボードへの取り付けは、大型ハイエンド向け製品としては珍しくプッシュピン(Intel系)またはクリップ(AMD系)を採用しており、マザーボードをケースに設置した状態かつドライバーレスでCPUクーラーの着脱が可能だ。最近はバックプレートを用いた固定方式が主流なので、この手軽さはかなり貴重である。
 定評のあるシリーズということもあり、冷却性能、静音性ともに高いレベルに位置している。静かで冷えるCPUクーラーを求めているならうってつけの製品だ。

アイドル時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  25℃ 25.4℃ 23℃ 27.6℃ 38.2dB 700rpm
純正より -4℃ -2.1℃ -1.6℃ +1.3℃ -4.8dB -1000rpm
高負荷時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  52℃ 29.5℃ 34.8℃ 35.3℃ 41.8dB 1700rpm
純正より -23℃ -9.3℃ -11℃ -14.2℃ -7.2dB -1600rpm

10分間の温度推移

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