AirMacディスクを使う
AirMac ExtremeとTime Capsuleの背面にはUSBポートがあり、そこへUSB 2.0対応のストレージを接続しておくと、共有ディスクとして活用できる。これが「AirMacディスク」で、今回のAirMacユーティリティのアップデートにおけるキモだ。
接続可能なストレージは、USB 2.0の基準を満たしていればOK。ハードウェア的にもUSB 2.0準拠のため、USB 2.0対応のHDDはもちろん、USBメモリカードも接続できる。USBハブで複数台のHDDを接続したり、DockケーブルでiPodをストレージ代わりに利用したりすることも可能だ。
注意すべきは、ストレージのフォーマット形式。HFS PlusとFAT/FAT32は問題なく利用できるが、ExFATとNTFSはサポート対象外だ。HFS Plusの場合はAFP、FAT/FAT32の場合はSBM/CIFSと、フォーマット形式に応じてファイル共有プロトコルが使い分けられることも知っておきたい。
iOSは「どこでもMy Mac」に対応しないため、LANをまたいで接続することはできないが(VPNを使うかグローバルIPアドレスを割り当てれば可能)、AFP対応のクライアントアプリを使えば同じLANからアクセスできる。外付けHDDをMacに接続していると、Macが稼働していないかぎりHDDにアクセスできないが、AirMacディスクとすればNASライクに使えるというわけだ。
そこで、iDisk(WebDAV)やFTPのほか、SMBとAFPをサポートするファイルブラウザーアプリ「Files Connect 」(450円)を紹介しておきたい。Bonjourにも対応するので、同じLANでファイル共有機能を有効にしているMac、そしてAirMacディスクへすぐにアクセスできる。iOSデバイスを動画や静止画のビューワーとして、またオーディオプレイヤーとして使いたい場合には、重宝すること請け合いだ。
Files Connect | |||
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価格 | 450円 | 作者 | Antecea |
バージョン | 2.1 | ファイル容量 | 26.2MB |
カテゴリー | 仕事効率化 | ユーザーの評価 | (4.5) |
対応デバイス | 全機種 | 対応OS | iOS 3.2 |
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