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iBooks AuthorでHTML5の電子書籍作ってみた (1/4)

2012年01月30日 13時00分更新

文●古籏一浩

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 アップルが1月20日に発表した電子書籍作成ツール「iBooks Author」。さっそくダウンロードして使ってみた方も多いのではないでしょうか? アップルは、学生が使用する電子教科書の作成を目的としたツールとしていますが、iBooks Authorを使えば、画像や動画などのリッチコンテンツを埋め込んだインタラクティブな電子書籍を手軽に作成できます。

 注目は、電子書籍の中にHTMLも埋め込めることです。つまり、自分で作成したHTML5+JavaScriptのプログラムを組み合わせて、よりインタラクティブな電子書籍を作成できるのです。

 実際に試してみると、MP3形式などのサウンドは埋め込めないなど、若干の制限はありますが、ちょっとしたゲームや観光案内コンテンツなどを1つのパッケージとして配布できるのはメリットです(ただし、有料で販売する場合はiBooks Storeを介する必要があります)。

 今回のJavaScriptラボは、HTML5で作成したWebアプリ/プログラムをiBooks Authorの電子書籍に埋め込む方法を紹介します。iBooks Authorが登場してまだ10日ほどですので、不明点もあり、実際の仕様と異なる部分もあるかもしれません。その点はご了承ください。

 なお、iBooks Authorは、電子書籍の標準形式であるEPUBを独自に拡張した「.ibooks」形式を採用(※)しており、作成した電子書籍を閲覧できるのはiPadの「iBooks 2」だけです。



※デフォルトはibooks形式ですが、PDF形式でも出力できます。

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