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ドコモ、一連の障害対策に2014年度までに1640億円を投資

2012年01月27日 17時30分更新

文● ASCII.jp編集部

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 NTTドコモは12月20日のspモード、1月25日の都市部のネットワークと、大規模な通信障害が相次いで発生したことについて、その対策を発表した。

 1月25日に発生したネットワーク障害は、スマートフォンの急増に対応するために行なった、新型パケット交換機への切り替え作業にともなうもの。端末の同時接続数では新型では能力が増していた一方、制御信号の処理数では減っていた。スマートフォン上のアプリによって急増していた制御情報の見積りが誤っていたことが最大の原因となった。

スマートフォンの増加に対応するための新型パケット交換機が今回の障害の原因

IP電話など、Android上のアプリにより制御信号が断続的に発生し、その量が急増していたにも関わらず、その量の見積を見誤ったことが原因であるという説明

 これらスマートフォンの増加によってともなう事象について、対処策を迅速に決定・実行するとともに、スマートフォン5000万台時代に耐えうるネットワークの高度化を進めていくという。

 具体的には一連の障害に対する当面の対処として40億円。12月に障害が発生したspモードのシステムについては2014年度までに400億円。パケット交換機についても同じく2014年度までに1200億円の投資をする予定。

対策に大規模な投資をすると同時に、今回課題となった情報提供にも力を入れる

 またドコモによる資料では、そのほか具体的な対策と完了時期について詳細が掲載されている。


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