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アニメファンならぜひ行きたい!聖地巡礼ツアー 第17回

アキバ系年末年始の過ごし方「関東萌え神社仏閣制覇の旅」

2012年01月25日 18時00分更新

文● 中村信博 ●写真/うえのふみお

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定番になった鷲宮神社も外せないよね

 足利から鷲宮神社のある埼玉県久喜へは、国道122号線を南下して羽生で加須羽生バイパスへ折れる道筋をたどる。まさに昨年のルートを逆に走るわけだが、陽が上りきったこの時間になると初詣にくり出すクルマが多く、到着まで2時間ほどかかってしまった。もう少し経てば、さらに渋滞がひどくなってくるのだろう。

 いわゆる町興しとしてアニメの聖地を売り出すスタイルには、作品の登場ポイントをそのままの姿で観光資源として再発掘する「名所型」と、イベントを組み合わせて盛り上がりを演出する「イベント型」の2つがある。この分類でいうなら、鷲宮神社はまさに後者の代表例だ。どちらかというなら旅行好きの筆者としては前者が好みなんだけど、鷲宮神社ほど突き抜けてイベント型を追求しているなら、これはこれでアリなんじゃないか。だって、まさに「コミケ4日目」を地で行く盛り上がりを見せているんだから!

いつもの臨時駐車場にクルマを止めて、鷲宮神社へ続く道を歩く。この時間はちょうど人の少ない時間帯なのか、何の苦労も無く鳥居へとたどり着くことができた

鳥居横、様々な出店が立ち並ぶエリアに到着。今年も萌え酒の店をはじめ、たくさんのアキバ系ショップが出店していた。み な ぎ っ て き た !!

おっと、見たことのある企業名が……

大酉茶屋で名物のうどんを手繰るのは、もはや鷲宮巡礼のセオリー。店内には今年も「らき☆すた」作者の美水かがみ先生の手による直筆絵馬が

 大酉茶屋で軽く食事をとった後、初詣の待機列へ。待機列は鳥居前まで延びていたが、意外に列の進行が早くて、30分ほどで拝殿へと進むことができた。年越しの時刻にはとんでもない混雑ぶりだったそうだが、筆者たちが並んだこの時間はちょうど前夜からの人手がひと段落する頃合だったのだろう。参拝を終えて筆者が神社を出る頃には、のんびりと初詣に繰り出してきた人々が押し寄せていて、待機列は途中で何度も折れ曲がりながらずっと先まで伸びていた。

毎年多くの参拝客が訪れる鷲宮神社。元日お昼前後の初詣待機列は、鳥居のすぐ先くらい。午後2時を過ぎた辺りから一気に増えて、鳥居横で折り返した待機列は道路のずっと先まで延びていた

待機列の周囲には食欲をそそりまくる露店が立ち並んでいる。財布の紐を締めるのにどれだけ必死だったか……

本日3回目の参拝。これで三社参り成立、ご利益たっぷりで今年は良いことがあるに違いない! その勢いでおみくじへとなだれ込み、ゲットしたのは「吉」。吉、末吉、吉ときたから、平均を取って今年の運勢は「吉」ということでOK?

さすがは鷲宮神社、今年も萌え絵馬が豊作だ。中には複数の絵師さんが、ずっと手をつないでるように描き連ねてるものもあって、見ていて全然飽きない

鳥居前に戻ってみると、こんなゆるキャラが幼児に囲まれていた。埼玉県キャラクター「コバトン」ていうらしい。偶然にも足元の幼児にキックを食らわせてしまったコバトン、その後この幼児から猛烈な小パンチ攻撃を受けていた(笑)

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