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アニメファンならぜひ行きたい!聖地巡礼ツアー 第17回

アキバ系年末年始の過ごし方「関東萌え神社仏閣制覇の旅」

2012年01月25日 18時00分更新

文● 中村信博 ●写真/うえのふみお

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聖地で年越しを楽しむのがオタクの嗜み

 鐘突きのあと、続いてニューイヤーカウントダウンへ。ふと見ると、境内へ続く細い参道は人でいっぱいになっていた。常夜灯が少ないため奥までは見通せないが、およそ200人ほどは集まっていたんじゃないだろうか? 定林寺の階段に「あの花」キャラに扮したスタッフが立ち、スクリーンに映し出されるカウントを読み上げていく。5、4、3、2……

 ハッピーニューイヤー! 2012年、明けましておめでとうございます!!

鐘楼から下りると、いつの間に集まってきたのか、定林寺の前の細い路地がファンでいっぱいになっていた!

ステージ代わりの階段の上にコスプレしたスタッフが並び、スクリーンに年が変わるまでの残り時間がカウントされる。徐々に興奮が高まっていく……!

10秒前になると、集まったファンのみんなで残り時間を連呼。「3、2、1、ハッピーニューイヤー!!」その瞬間、定林寺の前が拍手の渦に包まれた!

続いて「あの花」豪華賞品が当たるプレゼント大会へ。「あの花」キャラクター資料や脚本の岡田麿里さんのサインが入った絵馬や色紙、それに昨年開催された「ANOHANA FES」パンフなどが出品された

最初は当選番号をスクリーンに表示していたが、機械の調子が良くなかったのか、途中からはジャンケン大会に。ジャンケンの声が上がるたびに、徐々に会場全体が白熱してくる……!

 ワクテカしながら待っていたクジ引きにはもちろん筆者も参加したが、ことごとくハズして新年一発目から運の悪いことこの上ない。これ以上元日にケチをつけたら1年間まるまる引きずりそうなので、ここは潔く退散することにしよう。次の目的地は、同じ市内にある秩父神社。フロントガラスをガチガチに凍りつかせたクルマを暖房全開で溶かしながら、初詣客でにぎわう秩父神社にとって返した。

さすがは武州六大明神のひとつ、秩父神社。そのご利益を得ようとたくさんの人が押し寄せていた

こちらの絵馬かけ所にもたくさんの萌え絵馬が。なんかキャラ混じってないか!?

20分ほど並んだ末に拝殿前に到着。年明け最初のお参りを、無事に済ませることができた。今年は必ずやチャンピオンを、お願いします!

そして、参拝の後はお約束のおみくじタイム。さあ、果たして今年の運勢は!?

 参拝後に引いたおみくじの結果は「吉」。昨年は「凶」だったから、3歩ほど前進って感じ? 特に今年はいろんな意味で勝負の年と思っている筆者にとって、この結果は可もなく不可もなく、といったところ。よし、この勢いで初日の出を拝む第2の目的地である栃木県足利へGOだ!

 秩父から足利へは、往路に使った関越道の花園ICまで戻り、関越道には乗らずにそのまま国道140号線をひたすらまっすぐ。中山道を越えると道は国道407号へと変わり、さらに太田市内でクランク状に曲がることになるが、それさえ間違えなければ深夜なら約1時間半ほどで到着できるだろう。

 昨年は休憩場所として終夜開放されていた友愛会館だったが、今年は真っ暗で人の気配が無い。午前5時、冷え切った空気に吐く息を白く染めながら、多くの人々が足利織姫神社への急な石段を登っていく。筆者たちもその後に続くが、コミケ後からほとんど休憩無しにきたオッサンの体力は限界寸前だ。つ、疲れた……。

足利織姫神社へと続く急な石段。体力エンプティ寸前な身には堪える……! 背後を振り返ると、寝静まる足利の夜景が間近に

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