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ロシアのRostelecomと共同

大陸横断!KDDIが日欧最短ルートの10Gbps波長サービス

2012年01月18日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 1月17日、KDDIはロシアの長距離通信事業者「Rostelecom(ロステレコム)」と共同で、日本~欧州間を最短ルートで結ぶ10Gbps波長サービスの提供開始を発表した。

陸路で日本と欧州を結ぶ

 この最短ルートは、

  1. 日本~ロシア間を結ぶ光海底ケーブルネットワーク「RJCN(Russia-Japan Cable Network)」
  2. ロシア国内を経由して欧州へ至るロステレコムの大陸横断ケーブルネットワーク「TEA(Transit-Europe-Asia)」および「TEA2」

を使うもの。上位プロトコルではなく波長レベルで提供することで、大容量コンテンツやリアルタイムでの双方向通信を低遅延かつ安価に利用できるという。

 KDDIは、ロステレコムとの協力により、RJCN~TEAを経由する東京~ロンドン間(総延長約1万km)の専用線サービスにおいて100%の稼働率を維持。金融機関のユーザー、欧州・アフリカなどで開催される各種イベントでの映像伝送など、厳しいネットワーク品質が求められる用途で利用されているという。また、RJCNは日本海を経由するため、東日本大震災でも影響を受けることなく欧米向けの基幹ネットワークとして稼動した実績を持ち、今後もケーブルダイバシティとしての重要な役割を担っていくとしている。

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