「ポメラ」など文房具ガジェットが面白いキングジムが17日、iPadドックスキャナー「iスキャミル」を発表した。2月17日発売で、実売価格は1万5540円(本体1万4800円)。
iPadをガチンとドックに接続し、スキャンしたい書類をiスキャミルの前部にさしこんで、無料アプリ「i-Scan」のスキャンボタンを押すと、するすると書類がスキャンされる。スキャンが終わった画像はカメラロールに保存される。
スキャンできるサイズは名刺からA4(縦)まで、解像度は300dpi。保存形式はJPEGで、速度は1分間に6枚(A4サイズ1枚が10秒くらい)。「気軽で」「すぐに」を売りにするiスキャミルの機能はきわめてシンプルで、OCR機能、カラー/モノクロ切替、スキャン画像の縦/横回転、連続読み込み機能(ADF)などはない。
本体のボタンは電源ボタン1つだけ。つるんと丸っこいデザインはとてもコンパクトで、スキャナーというよりガラスのオブジェのように見える。iスキャミルは電源オフでiPadが充電できるクレイドルになるので、スライドショーを表示しておけばデジタルフォトフレームとしても使えそうだ。電源にはiPad用のUSB電源ケーブルを使う。
まずは事務用品としての簡潔さ・使いやすさを武器に展開し、OCR機能などは別途ソフト開発の候補にしていきたいという。