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au 2012年春モデル発表会 ロゴまで変えたauの本気を見た 第5回

RAZR日本再上陸!? 変わらないアメリカンデザインが魅力

最薄部7.1mmのハイスペック機 「MOTOROLA RAZR IS12M」

2012年01月16日 19時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 2004年に登場し、全世界で1億5000万台販売するなど、折りたたみ型ケータイとして世界的な大ヒット製品となったモトローラの「RAZR(MOTORAZR)」(日本ではドコモから「M702iS」「M702iG」としてリリース)。昨年後半に海外でAndroidスマートフォンとして復活をとげたが(関連記事)、早くも日本上陸が決定した。

 この「MOTOROLA RAZR IS12M」の魅力は、薄くて、頑丈で、それでいてバッテリー容量も大きく、さらにパワフルなこと。まず厚みは最薄部で7.1mm。カメラ部分が出っ張っているため、最厚部は10.7mmとなるが実際に手に取ってみると、とてもスリムだ。

 頑丈さの理由は背面に使われている「KEVLAR」と呼ばれるファイバー素材。これはデュポンが商標を持つ素材で、同重量の鋼鉄と比べても5倍の強度を持つ。ガラス面も定評のあるコーニング社製「Gorillaガラス」だ。また、auによる仕様には合致しないため、スペック上は防水とうたわれていないが、撥水コーティングにより、本体にちょっと水がかかった程度であれば問題なく利用できるという。

ディスプレーの鮮やかさが印象的。背面の模様付きの部分がKEVLARが用いられている部分だ

カラバリは シャドーブラック、グレイシアホワイトの2色。背面は若干マットな感じの手触りだ

 薄くて頑丈でもスペックにも抜かりはない。CPUはデュアルコアの「Ti OMAP4430」で1.2GHz動作。ディスプレーは4.3型の「SuperAMOLED Advaneced」(有機EL)で、540×960ドットの解像度を持つ。表示は有機ELらしい鮮やかさが印象的だった。なお、バッテリー容量は1780mAhと大容量だが、ユーザーによる交換は不可能である。

 データ通信は3Gのみの対応でありながら、下り最大9.2Mbpsの「WIN HIGH SPEED」に対応しないのはやや残念な点。ただし、国際ローミングはCDMAやGSMに加えて、UMTS(W-CDMA)にも対応する。

側面にSIMソケットが用意されている。上部にはmicroUSBとmicroHDMIの端子も

 グローバル端末ゆえにFeliCa/ワンセグ/赤外線通信などには非対応だが、いい意味でのバタ臭いデザインが大変魅力的な1台だ。発売は3月上旬以降を予定している。

Photonでも人気だったHDステーションなどのオプション類も販売を検討中とのこと

「MOTOROLA RAZR IS12M」の主要スペック
メーカー モトローラ・モビリティ
ディスプレー 4.3型有機EL
(SuperAMOLED Advanced)
画面解像度 540×960ドット
サイズ(暫定値) 約69×131×7.1mm(最厚部約10.7mm)
重量(暫定値) 約127g
CPU OMAP4430 1.2GHz
(デュアルコア)
OS Android 2.3
WiMAX対応 ×
WIN HIGH SPEED ×
国際ローミング CDMA/GSM/UMTS
カメラ画素数 リア:約800万画素CMOS/イン:約130万画素
バッテリー容量 1780mAh
FeliCa ×
ワンセグ ×
赤外線 ×
防水 ×
メール(@ezweb.ne.jp)
Cメール
連続待受時間 約220時間
連続通話時間 約580分
カラバリ シャドーブラック、グレイシアホワイト
発売時期 3月上旬以降

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