フラップター:天空の城ラピュタ RCモデル 羽ばたきによる飛行に成功
昨年、パンツ型の羽ばたき飛行機を一斉に飛ばしたイベント「空フェス!」が開かれたように、“空”関連はニコニコ技術部でも人気が高いネタの1つ。ニューカマーとして11月に話題をかっさらったのが、「天空の城ラピュタ」の羽ばたき飛行機・フラップターをモチーフに作られたこのラジコン。原作を彷彿とさせる轟音を立てて、4枚の翼を羽ばたかせて飛び回る姿を見てると、「すげー!」と圧倒されてしまう。作者の公式サイトで、2005年から作ってきた過去の作品にも触れておきたい。
【レゴ】工場をつくってみた【機械式】
工場を再現したこの作品を眺めていると、レゴブロックが持つ無限の可能性を改めて実感させられる。サッカーとバスケットの2種類のボールを桶に入れてベルトコンベアで運び、行き着く先でカラーセンサーでスキャンして別々のコンテナに分類。そのコンテナをスタート地点まで運んでボールを戻す……という永久ループなのだが、とにかくレゴブロックが整然と動く様に何度でも「すげえwww」とコメントしてしまう。制作の裏話と、この作品を改良したバージョン2について書かれた筆者のブログを読むと、より深く楽しめるだろう。
モーターで音源作ってみた。(試作その5.0)【only my railgun】
「モーター回すと『キュイーン』って音するじゃん。あれ楽器にできんじゃね?」というフリーダムすぎる発想を現実にしてしまった作品。MIDI音源を元に、12個の塩ビパイプの中に入ったモーターを回し、アニメ「とある科学の超電磁砲」のオープニング曲「only my railgun」を演奏している。パイプの中には2つのモーターが入っており、下のモーターで風を送り、上のモーターでシャッターを開閉させて回転数に合った音を出すという仕組みだ(いわゆるモーターサイレン)。裸のモーターだけだった2009年12月の投稿から1年半ほど改良を繰り返し、最新版では音程の自動調節やMIDIキーボードでの演奏といった機能まで追加したというから、お見事としか言いようがない。「4ビットマイコンで Don't say lazy」あたりにグッと来た人なら必見。
物理エンジンで高さ1000mのすべり台を作った(プレミア版)
高さ1000mの滑り台から人間が滑り降りたら、どういう風景が見えるのか。そんな意味不明な疑問を、物理演算で3Dとしてあらわした作品だ。摩擦係数とか重力曲線とか小難しいことは分かんなくても大丈夫! 動画を見て、まず1000mの滑り台がいかに大きいかに驚き、そこから滑り降りることが人間にとっていかに過酷かを目で確かめればいい。その不思議な魅力にとらわれたら、「ガンダムは王蟲の突進を止められるか物理エンジンで検証した」や「『ブランコで一回転できるか?』永年の謎に決着をつけた」も必見。
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