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この冬はPCで「バトルフィールド 3」を堪能しよう! 第2回

「バトルフィールド 3」用PCに必要なパーツと知識とは?

2011年12月28日 15時00分更新

文● 伊藤 真広

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 PC初心者の電撃オンラインの太田氏が、PC版の「バトルフィールド 3」をプレイしたいということで、PCを1台組むことになった。とはいえ、ひとくくりに自作PCといっても目的によってセレクトするパーツが大きく違ってくる。今日は、ゲーミングPCを自作するうえで重要な項目を彼にレクチャーしていこう。

「バトルフィールド 3」をPCでプレイしたいという電撃オンラインの太田氏。パーツ選びならASCII.jpに任せなさい!

 今回は「バトルフィールド 3」をストレスを感じることなくプレイできることが最大の目標だが、このためだけに膨大な国防費(自作PCの作成費用)をかけられるかというとそこは悲しいサラリーマン。
 要求スペックが高い「バトルフィールド 3」をできるだけローコストに抑えたいという希望を叶えるべく、最低限これだけは妥協せずに揃えておきたいというパーツをセレクトしてみた。予算に余裕がある時のためにワンランク上のパーツも挙げておいたので、以下で紹介していこう。

「バトルフィールド 3」の必要最小システム構成
CPU 2GHz デュアルコア(2.4GHz Core 2 Duo/2.7GHz Athlon X2)
メモリー 2GB
ビデオカード DirectX 10互換512MB RAM (GeForce 8800 GT/Radeon HD 3870)
HDD 20GB
サウンド DirectX互換
OS Windows Vista (SP2) 32ビット版
「バトルフィールド 3」の推奨システム構成
CPU クアッドコア
メモリー 4GB
ビデオカード DirectX 11互換1024MB RAM (GeForce GTX 560/Radeon HD 6950)
HDD 20GB
サウンド DirectX互換
OS Windows 7 64ビット版

CPUはCore i7が鉄板!

 「バトルフィールド 3」の推奨環境はクアッドコアなので、その条件に当てはまる手頃なインテル製CPU「Core-i5 2500」あたりを購入すればいいだろう。もちろんゲームをプレイするだけならこれだけで問題ないが、ゲームをしながらプレイ動画を録画したりと、同時になにかの作業をPCにさせたいのならCPUパワーには余裕を持たせておきたい。
 また、ゲーム以外の用途でもPCはなにかと活用できるため、CPUは妥協しないほうがいい。CPUはPCの頭脳なので、性能に余裕があればそれだけ長く使えるうえに、様々な使用用途で応用が効くのだ。そうなるとオススメのCPUは「Core i7-2600」(実売価格:2万3500円前後)、もしくは「Core i7-2700K」(2万7000円前後)となる。

開発コード“Sandy Bridge”と呼ばれるインテル製CPUで現在最速の「Core i7-2700K」を購入すれば間違いない!

 さらなる性能アップを求めるのであれば最上級の「Core i7-3930K」(4万7700円前後)と「Core i7-3960X」(4万7700円前後)があるが、3000番台のCore i7は対応するマザーボードも高価なので、さらに出費がかさむことは覚悟してもらいたい。

Core i7の3000番台は、開発コード“Sandy Bridge-E”と呼ばれる。Sandy Bridgeの上位モデルで、ソケット形状はLGA 2011。マザーボードもLGA 2011対応モデルが必要

最上位のZ68か? 安価なH67か?
悩むマザーボード選び

 CPUが決まったら、組み合わせるマザーボードを決めよう。今回はCPUにCore i7-2600か2700Kを購入することから、同CPUを取り付けできるLGA 1155対応のマザーボードから選ぶことになる。
 続いてはマザーボードに搭載されるチップセットを選択する。CPUがコンピューターの頭脳だとすると、チップセットは手足のようなもので、PCに接続される機器の動作を管理する。このチップセットには「Z68」「P67」「H67」の3種類が存在するが、最新かつ最上位のZ68を選んでおけば間違いない。

 しかし、Z68チップセットを搭載したマザーボードはどれも1万円以上、高いものでは2~3万円する。今回はできるだけローコストに抑えるのが目的のため、7000~1万2000円で購入できるH67チップセット搭載マザーで妥協したい。Z68に比べて機能は限定されるが、ゲーム専用PCと割り切るならH67でも十分だ。ここで浮いたお金を、なるべく妥協したくないパーツのCPUやビデオカードに回すほうがいい。

H67チップセットを搭載したECS製Micro ATXマザーボード「H67H2-M3」。実売価格は6000~7500円前後。グラフィックス機能を省いた分、安価に設定されている。ビデオカードを別途用意すれば、マザーボードにはグラフィックス機能は必要ないので、この製品はうってつけ!

 ちなみに最上位のZ68は、P67の機能をすべて有しているうえ、CPU内蔵のGPU機能とビデオカードを切り替えて使える「Lucid Virtu」や、SSDをHDDのキャッシュに使うことでHDDの読み書き速度を高速化する「Intel Smart Response Technology(インテル・スマート・レスポンス・テクノロジー)」に対応する。可能であればZ68チップセット搭載マザーをチョイスしたい。

Z68チップセット搭載のMSI「Z68A-GD80(G3)」。実売価格は2万6000円前後。SATA3.0 やUSB 3.0対応はもちろん、高効率電源回路や自動オーバークロックI」などの独自の機能も満載。日本語マニュアルが付属するので、自作PCを初めて組む人にもオススメだ

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