荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第231回

年末年始はiPhone 4S×画像フィルターで遊ぼう！

まだまだあります！　写真加工系アプリ

ソファの上でカメラを枕に昼寝していたのでめいっぱい近寄って撮影。それをInstagramでフィルターをかけてみた（2011年12月 アップル iPhone 4S）

　正方形写真を作るフィルターも多い。代表は「Instagram」。これ、instagramという写真SNSにアップして公開するためのアプリで、これは多くの人に「いいね」してもらったヤツ。カメラを枕に昼寝しておりました。レンズとボディの凹みに顔がうまくハマって気持ちよかったらしい。

風呂場のかふか写真にpicfxで派手にグランジをかけてみた。さきほどの風呂場写真と同じなんだけど、雰囲気が全然違って、同じ風呂場でもこちらは「テルマエ・ロマエ」っぽい？（2011年11月 アップル iPhone 4S）

　写真を思い切り加工したいなら「picfx」が楽しい。特にグランジ系（写真を思い切り汚す）がいい。風呂蓋の上でごろごろしてるかふかの写真も、グランジ系フィルターをかけてざらざらにしたらこの通り。

写真をネタにしたいときはこのくらいやってもいいかと。実にひび割れ方がリアルで面白い。このアプリ、遊べます（2011年12月 アップル iPhone 4S）

　このアプリはテクスチャフィルターもすごくて、ひび割れた壁画風にするフィルターなんてかけるとこのとおり。思い切りひび割れます。

Infinicamでざらざらのモノクロ写真に。しがみついてる感じ（本当は爪が食い込んでとれなくなっているだけなんだけど）がいい（2011年11月 アップル iPhone 4S）

　最後はレトロというかビンテージというか、そんな「Infinicam」というアプリで処理した写真。

　わたしの仕事椅子に陣取ってしがみついているの図。そうなるとしょうがないので、仕事をさぼって写真を撮るわけですな。

　操作が簡単で面白い写真系アプリをいろいろと並べてみた。写真に一手間かけてやるだけで雰囲気ががらっと変わる。写真アプリは写真を加工するものじゃなくて「イメージ通りに仕上げるもの」と考えて、年末年始にいろいろ遊んでみるべし。

　てなわけで、良いお年を。

筆者紹介─荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイ ン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを探す日々。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい！』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』（ソフトバンク新書）。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/