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AR技術を応用した、個性派タイトル「モンスターレーダー」

PS Vitaとともに、年末年始に帰省・旅行するなら……?

2011年12月24日 17時44分更新

文● ASCII.jp編集部

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ラーメン、切手など、モンスターがたくさん!

 「それでは」ということで、入手したばかりのPS Vitaにモンスターレーダーを装着して、街歩きをしてみることにする。

 ゲームを起動して、簡単なチュートリアル(操作法などの説明)を受け、自分の名前や所属する研究所の名前などを入力。右下にある「足跡型のアイコン」をタップすると、モンスターを捕獲に出かけるための「移動する」画面が表示される。ここで「探索に出かける」というアイコンをタップすると、マップビュー(地図)に切り替わり、付近のどこにモンスターがいるのかが把握できる仕組みだ。

これが「移動する」画面。マップの表示や各種ショップ、研究室・飼育室への移動などはすべてここが起点

 地図はゼンリンの提供している本物の地図なので、ゲームとしてではなく実用的なツールとして活用することももちろん可能。無線LANスポットや3Gなど複数の位置情報を利用して、自分の位置も中々正確に把握できるので、徒歩ナビとしても利用できそうだ。レーダーの上でモンスターを見つけたら、「スコープビュー」に切り替えて、捕獲に入ろう。

 モンスターの出現場所は、ランドマーク情報に紐付けられていると書いた。例えば、編集部のある東京都千代田区・飯田橋駅近辺で言うと、付近にはコーヒーショップからカレー店、ラーメン屋といった飲食店、それ以外にも郵便局や自動車用品店など、さまざまな店舗が存在しており、場所の属性に合わせてさまざまな種類のモンスターが生息しているのだ。

捕まえたモンスターは保育室で育ててあげられれます

育ってくると、使者として色々なところに遣わすこともできる模様

 なお、この「移動するメニュー」では、アイテムを購入できる研究所内の個室(5部屋ある)やモンスターの売買ができる「マーケット」、アイテムを購入できる「ホームセンター」、捕獲したモンスターを入れておくための「保育室」(全部で26部屋×5匹の飼育が可能)などに動ける。

 研究所内の各部屋では、捕獲したモンスターの一覧を見たり(理系っぽい周期表に並ぶ)、研究員からアドバイスを受けたりできる。

調子に乗って、ホイホイ捕獲していたのだが……

 飯田橋近辺はまあまあ繁華街というか、店舗そのものの数が多いこともあって、あっという間にモンスターが捕獲できた。実際には店の前まで足を運ばなくても、同一エリア(プレイした場所では数百メートル単位)に居れば捕獲できる。喫茶店とかに入って、PS Vitaをいろんな方向に傾けているだけで10分もしないうちに20種類を超えるモンスターが手に入った。

こんな感じで入れ食い状態。モンスター大漁!

 とりあえずはモンスター収集に励む、励む。一定数のモンスターを捕まえると副主任、主任……とプレイヤーも昇進していくし、順調そうに見えたのだが、調子に乗って捕獲した結果、困ったことが起きた。

家族(=捕獲したモンスター)を顧みず、狩りの毎日を続けてきたところ、このざま。あらゆる雑用を押しつけられているのは、まだ私が見習いだからでしょうか??

 実は捕獲したモンスターはほおっておくと、ネズミにやられたり、健康を害してしまったりするので、アイテムを買って世話してやる必要があるのだった。しかし、プレイ開始時点で持っている500Petaの通貨ではネズミ捕りひとつ買えない始末。Petaは移動距離に応じてもらえるのだが、屋内でぬくぬくとモンスター収集をしていたツケを支払わされることになった。やはりARアプリだけに、マメに歩かないとダメということなのだろう……。

 以上、研究室に戻って、同僚(と思われる人)に指摘を受けるまで、まったく気が付かなかった次第。モンスターのくせに、構ってやらないと、ぐれたり、病気になったりと、めんどくさいやつらだなーと思いつつ、世話をすれば時間がたつにつれて愛着がわいてくるのも不思議。

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