柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第95回

ネットでつながっている人たちに年賀状を送る技

Twitterでつながっている友人に年賀状を送る

　ポストマン - 　Postmanの年賀状は150枚以上のデザインから選べるが、ちょっとシンプルなものが多い。もっと凝ったデザインから選びたいなら「ウェブポ」をチェックしてみよう。900種類以上のデザインから選べ、クオリティーも高い。多くのデザインが1枚78円となっているが、10枚以上の注文で10％割引の70円、50枚以上なら30％引きの54円となる。はがき代は別途50円かかる。

　ウェブポはFacebookに加えて、Twitterでフォローし合っている相手や、Gmailのアドレス帳に登録している相手にも年賀状を送れるのがウリ。ただし、海外に発送することはできない。

　多人数に同じデザインで発注する際、ひとりひとりに個別のメッセージを添えると年賀状のありがたみが倍増する。メッセージ欄があるデザインなら、ぜひオリジナルのメッセージを追加しておこう。

「ウェブポ」のトップページから「はがき作成スタート」をクリック

豊富なデザインから年賀状を選ぶ

「ウェブポのあて名印刷サービスを～」をクリック。印刷してもらった年賀状を自分宛に送ってもらい、宛名を自分で記入することも可能

FacebookやTwitter、Gmailから送付先を選択する

個別にメッセージを入力できる

mixiでつながっている友人に年賀状を送る

　mixiのマイミクやコミュニティーメンバーに年賀状を送るなら「mixi年賀状」を利用しよう。100種類以上のデザインが用意されており、ANAやユーキャンなどの企業がスポンサーになっている無料の年賀状も選択できる。多くのデザインは98円、キャラクターものなどは130円や180円などがある。とはいえ、はがき代・郵送代も含むので「ポストマン - Postman」並の低価格で済む。

　相手ごとのオリジナルメッセージを付けることもできるのだが、これは宛名面に記載される自分の住所の隣に入るのはちょっと残念だ。自分の住所の所には、mixi事務局の住所を記載することもできる。コミュニティーでのつながりなどで、個人情報を開示したくない時に利用しよう。

「mixi年賀状」のページから「デザインからつくる」をクリックする

デザインを選択する。種類は少なめだが、良い感じのデザインが多い

マイミクのほか、コミュニティーメンバーに郵送できる

宛名面ではあるが、個別メッセージを入力できる

メールアドレスだけしか知らない友人に年賀状を送る

　SNSではつながっておらず、メールアドレスしかわからない友人に年賀状を送るなら「Yahoo! JAPAN年賀状」を利用しよう。ウェブサイトのインターフェースは一番わかりやすく、動作も高速なのが良い感じだった。価格はデザインテンプレートは78円もしくは130円。これにはがき代50円が加わる。デザインの大口割引は、10枚が20％引き、50枚が30％引きとなる。このサービスも海外に発送することはできない。

　デザインは500種類以上から選べ、「ヱヴァンゲリヲン」や「藤子・F・不二雄」年賀状なども多数用意されている。著名人と年賀状を交換できる「有名人年賀状」サービスも面白い。

「Yahoo! JAPAN年賀状」から「テンプレート購入」をクリックする。あらかじめ、マイページで自分の住所などを登録しておく

豊富なテンプレートからデザインを選ぶ

テキストボックスを自由に作成できるのがユニークだ

メールアドレスを入力するほか、TwitterやFacebookもサポートし、住所を直接入力したり、住所録のデータを読み込むことも可能

個別メッセージを入力することもできる

SNSやメールでつながっている友人に宅配便を送る

　最後に年賀状やはがき以外の物をネット経由で発送する方法を紹介しよう。例えば、オフ会で仲良くなった人やリアルでもつきあいのあるコミュニティー仲間などと、地域の名産品を交換したり、不要になった品を譲渡したりできる。

　「メルアド宅配便」は、FacebookやTwitter、メールアドレスを利用して宅配便を送るサービス。価格は、3辺170cm、10kg以内のメルアド宅配便なら990円、3辺70cm、1kgまでのメルアド便Lightなら690円。全国一律なのでわかりやすい。

「メルアド宅配便」のトップページから、申し込むコースをクリックする

Facebook、Twitter、メールアドレスに対応する

　ちなみに、元旦に年賀状を届けたいなら、「ポストマン - Postman」が本日12月20日の23時59分までに決済する必要がある。「ウェブポ」は12月21日午後6時までに注文すれば25日までに投函してくれる。「Yahoo! JAPAN年賀状」は12月25日までに決済が完了すると元旦に配達されるように投函してくれる。元旦に必着させたいならもうあまり時間がないので、急いで作業しよう。とはいえ、年賀状が届くというメールはすぐに送信されるので、元旦に届かず、数日遅れても特に問題はないだろう。

　しばらく年賀状を出していなかった人は、今年をチャンスに発送してみよう。来年はいろいろと良いことが起きるかもしれない。

筆者紹介─柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」（翔泳社）「Twitter Perfect GuideBook」（ソーテック社）、「Dropbox WORKING」（翔泳社）、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。