iOS版「SkyDrive」登場
筆者は、iCloudのサービス開始直後から「iDisk後」の検討を始め、いまだ答えは出ていないが、ここに来て有力候補が現われた。マイクロソフトのオンラインストレージサービス「SkyDrive」だ。当連載の第10回「OS Xで『SkyDrive』を快適に使いたいのだが……」でも取り上げたことがあるこのサービス、正直そのときはMacで使いやすいとはいえなかったが、数日前にiOSアプリが無償公開されたのだ。
OS X上では、SkyDriveを直接ファイルシステムにマウントすることはできないが、第10回で挙げたSMEStorageの強化版「Mac Cloud Tools」を利用すればいい。第三者へのファイルアクセスを認める機構は、そもそもSkyDriveに用意されている。iOSアプリの登場で、前ページに挙げた条件すべてを満たしたことになる。
iOSアプリのSkyDriveは、Windows/Macのウェブブラウザーから利用する場合と比べると、一部機能が制限されている。アップロードはカメラロールに保存された写真とビデオに限られ、ほかのアプリが保管するファイルは対象外だ。ExcelやWordといったオフィス文書のプレビューは可能だが、Office Web Appsのような編集機能はない。
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