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最新/高機能NASを手に入れろ! 第3回

NASはもちろん、PCの高速化にも最適な選択肢!

驚愕!! 1TBプラッターの実力、高性能HDD「Barracuda」を斬る

2011年12月15日 11時00分更新

文● 石井 英男

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マニアならNASに収納するHDDにもこだわりたい。容量はもちろん信頼性・性能の両面で期待に応えてくれそうなのが、SeagateのBarracuda

バックアップ用途にお勧めしたい
ベアボーンタイプのNASキット

 ASCII.jp読者なら、PCに詳しく、仕事やプライベートにPCをバリバリ活用している人が多いはずだ。PCを活用する際に、忘れてはいけないのがデータのバックアップだ。操作ミスやHDDクラッシュなどで、大事なデータが消えてしまった経験がある方もいるかもしれない。

ベアボーンタイプのNASの例

 日頃から定期的にデータのバックアップをおこなっていれば、万一の際にも、被害を最小限にとどめられる。データをバックアップする手段にはさまざまなものがあるが、PCを複数台所有している人や家族でそれぞれのPCを使っているという人にお勧めしたいのが、NASの利用だ。

 特集でも詳しく見てきたが、NASとは「Network Attached Storage」の略で、USBなどではなく、ネットワーク経由でアクセスできる外部記憶装置のことだ。

 最近のNASは高機能になり、DLNAやインターネットからのアクセスにも対応した製品が増えているが、LAN内の複数のPCで、一つのHDDを共有するという基本的な機能は変わらない。

 NASに大事なデータをバックアップしておけば、本体に保存したデータが消えてしまっても、NASからまた読み込むことが可能である。バックアップだけでなく、NASは複数のPCからアクセスできるので、家族やオフィスなどでデータを受け渡す際にも便利だ。

 さて、NASは、あらかじめHDDが組み込まれた「完成品」と自分でHDDを組み込んで利用するベアボーンタイプの「NASキット」に大別できる。

ベアボーンタイプのNASは、自分で好きなHDDを選べるため便利だ(写真はQNAP TS-219P+)

 初心者は、買ってきてすぐに使える完成品がお勧めだが、PCに慣れている中上級者には、NASキットがお勧めだ。NASキットなら、用途や予算に応じてHDD容量を自由に選択でき、自作PCの組み替えなどで余ったHDDを有効活用することもできる。

 また、製品によっては、容量が足りなくなってきたら、HDDを追加したり、RAID構成にして信頼性を高めることも可能だ。搭載するHDDのメーカーやブランドも自分の好みに応じて選べるので、HDDのブランドにこだわる人にもお勧めだ。

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