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Antec 「Performance one P280」

あの人気PCケースの後継、Antec P280はどう変わった?

2011年12月08日 12時00分更新

文● 近江 忠

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既存のP18x/19xシリーズの良いところを残した優秀な作り

 ではざっとスペックを見ていこう。ケース自体はXL-ATXに対応した製品でサイズは231(W)×561(D)×526(H)㎜、重さは10.2kgのスチール製ミドルタワーケースだ。

 P18x/19xシリーズと言えばやはりフロント部分を覆うようになるフロントドアが特徴的だが、今回もそのスタイルは継承している。P280では新たにフロントドアの裏側に吸音用スポンジを貼り付け、また左右のスチール製のサイドパネルにはポリカーボネート貼り付けた2層構造にすることにより、静音性を追求している。

P18x/P19xシリーズの後継なので、当然フロントドアが用意されている。ドアを閉めることにより、静音性を高めることができる

フロントドアの内側は吸音用のスポンジで覆われている

従来通りフロントドアを開けっ放しにできるのは、このダブルヒンジ機構を利用しているため

背面も黒く塗装されている。水冷用のホースを通す穴も用意されている

 フロントアクセスユニットは従来の縦から横方向変更されており、USB 2.0×2、USB 3.0×2、アナログ入出力×各1という構成だ。また電源、リセットボタンも位置が変更されており、従来はフロントドアに隠れるように前面に用意れていたが、本体上部に変更された。これはどうやらヨーロッパ市場からの要望だったようだ。

フロントアクセスユニットの構成はUSB 2.0×2、USB 3.0×2、アナログ入出力×各1。ケース上部に電源ボタンとリセットスイッチが用意されている。こちらはComputex Taipeiで展示されていたプロトタイプから変更された点だ

 続いて内部を見ていこう。内部はすべて黒に塗装されており、拡張ドライブベイは5インチベイ×3、3.5インチベイ×6、2.5インチベイ×2という構成(計11)だ。5インチベイはツールレスで取り付けが可能なほか、3.5インチベイはすべてトレイ式となっており、スペーサーを使用することなく2.5インチドライブも搭載可能となっている。従来マザーボードに対して並行にドライブを取り付けた3.5インチドライブベイは、作業をしやすいようにマザーボードに対して垂直方向に挿入する方式に変更。なお、6つある3.5インチベイのトレイには4つの制震用のシリコンゴムが付属する。

拡張ドライブベイは5インチベイ×3、3.5インチベイ×6、2.5インチベイ×2という構成(計11)。3.5インチベイはすべてトレイ式で、スペーサーを使用することなく2.5インチドライブも搭載可能だ

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