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エプソンダイレクトの最高性能機がついに登場!

“Sandy Bridge-E”対応デスクトップ、「Endeavor Pro7500」を試す

2011年12月26日 11時00分更新

文● 日高 彰

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練られたオリジナル設計、
エプソンダイレクトならではのアルミケース

 スペック表だけでは伝わらないEndeavor Pro7500の大きな魅力となっているのが、一見しただけでも上質さが分かるエプソンダイレクトオリジナル設計のアルミケースだ。先代のEndeavor Pro7000から継承したケースのため、詳細は同モデル登場時のレビュー記事を参照していただければと思うが、このケースにこそ最上位モデルたるゆえんが詰まっているので、基本的な部分は本稿でもおさらいしておこう。

エプソンダイレクトオリジナル設計のアルミケースの前面および背面

 まず、フロントパネルの下部に鍵付きのドアが設けられているのが確認できるが、ここは4基の3.5インチドライブベイに通じており、ケース自体のサイドパネルを開けなくてもSSDおよびHDDの増設/交換できる「HDDフロントアクセス」を実現している。

フロントパネルの下部に鍵付きのドアが設けられており、サイドパネルを開けなくてもSSDおよびHDDの増設/交換を行なえる「HDDフロントアクセス」に対応

 ベイの奥にはSATAポートとSATA仕様の電源コネクタがしかるべき位置に用意されており、SSD/HDDに付属専用アタッチメントを取り付け、ベイに押し入れるだけでドライブを増設できる。

SSD/HDDに取り付ける専用アタッチメント。左側がHDD用で、右側がSSD用だ

 Endeavor Pro7500のサイドパネルは、背面にあるネジを1本ゆるめて、レールを背面側へ少し引き出すだけでロックが解除され開けることができる。内部はマザーボードが上段、電源ユニットが下段に位置する配置となっており、電源ファンによって前面のストレージも冷却する効率の良いエアフローを実現している。

サイドパネル。背面にあるネジを1本ゆるめて、レールを背面側へ少し引き出すだけでロックが解除され開けることができる

 Core i7-3000番台はリテール品でもCPUクーラーが別売りとなっているが、当然のことながら本機にはエプソンダイレクトによって冷却性能を十分検証されたクーラーが搭載されており、高負荷での連続使用も安全に行なえる配慮がなされている。

内部はマザーボードが上段、電源ユニットが下段に位置する配置となっており、電源ファンによって前面のストレージも冷却する効率の良いエアフローを実現

拡張スロットとして、PCI Express x16(2本)、PCI Express x8(2本)、PCI Express x1(1本)、PCI(1本)を搭載。なお、下側(青色)のPCI Express x8スロットを使用した場合、下側(青色)のPCI Express x16スロットはPCI Express x8動作となる

 また、全面的にアルミ素材を採用したことで、ミドルタワー型ながら比較的軽量だ。しかも上部にはキャリングハンドルを搭載しているので、常設場所からの引き出しや、別の部屋への移動なども楽に行なえる。オフィスなどで特に頻繁に出し入れする場合に向けて、専用のキャスター台もオプションとして用意されている。

ケース上部のキャリングハンドル。移動させる場合に非常に便利だ

 前モデルのEndeavor Pro7000にはなかった要素としては、USB 3.0端子が前面に2ポート用意されている。USB 3.0への対応自体は最近のPCでは珍しくないが、一般的なデスクトップPCの場合USB 3.0端子は背面に配置され、前面ポートはUSB 2.0端子のみということが多い。アクセスしやすい場所に高速インターフェースを用意するという配慮はありがたい。

USB 3.0端子を前面に2ポート用意し、ユーザーがアクセスしやすくなるよう工夫している

 そのほか、非常に細かい点ではあるが、前面にある光学式ドライブのドア部が数mm広げられている。ほとんどの場合従来の仕様でも問題なかったが、ごく一部のドライブで開口部の幅が広いものが存在するためサポートしたという。新製品では、ユーザーが後からドライブを追加する場合もより安心というわけで、このような細部に至るまでの配慮はメーカー製PCならではだ。購入後にカスタマイズを加えるユーザーが多いと予想される、エプソンダイレクトのハイエンド製品ならではといえるだろう。

光学式ドライブのドア部が、従来ケースの横幅から数mm広げられた

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