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エプソンダイレクトの最高性能機がついに登場!

“Sandy Bridge-E”対応デスクトップ、「Endeavor Pro7500」を試す

2011年12月26日 11時00分更新

文● 日高 彰

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「Endeavor Pro7500」の充実のコンポーネント

 さて、今回編集部に届いた「Endeavor Pro7500」の試用機は、以下のような構成になっていた。

 先に紹介したCore i7-3000番台の最上位モデルであるCore i7-3960X Extreme Editionを搭載するばかりか、グラフィックスカードもデュアルGPUモデルを除けばNVIDIAの最上位クラスと言って差し支えないGeForce GTX 580を採用するなど、いわば「全部入り」のモンスターマシンである。

評価機の主な仕様
製品名 エプソンダイレクト「Endeavor Pro7500
CPU Core i7-3960X Extreme Edition
(3.3GHz、ターボ・ブースト時最大3.9GHz)
メインメモリー 16GB(4GB×4)PC3-12800 DDR3 SDRAM
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 580 1536MB
ストレージ 240GB SSD(120GB×2 RAID 0構成、SATA 600MB/s対応)
光学式ドライブ Blu-ray Disc ドライブ(CPRM対応再生ソフト付)
OS Windows7 Professional 64bit(SP1適用済み)
キーボード 109キー USBキーボード
マウス ホイール付きUSBオプティカルマウス

CPU強化で、さらに一段突き抜けたパフォーマンス

 Core i7-3000番台やGeForce GTX 580の性能はすでに多くの検証がなされているのでここで細かくは触れないが、読者諸氏が現在使っているPCと簡単に性能を比較できるよう、Endeavor Pro7500試用機でいくつかのベンチマークテストを実行してみた。

 まず、Windows 7に標準搭載されている「Windowsエクスペリエンス インデックス」の値だが、プロセッサが「7.8」、ほかの項目はすべて最高スコアの「7.9」と、ほとんど針が目盛りを振り切っているような状態だ。

「Windowsエクスペリエンス インデックス」の値。軒並み最高スコアの「7.9」を叩き出した

 ゲームベンチマークやグラフィックベンチマークにおいても、非常に高いスコアが得られている。最上級のグラフィックスカードを搭載してもCPUがボトルネックになりスコアが頭打ちとなるケースが時々見られたが、そのようなテストにおいてもスコアのさらなる向上が期待できるだろう。

「3DMark Vantage 1.1.0 Performanceプリセット」の結果

 また、今後さらに多くのコアを持つCPUに最適化されたプログラムが増えると考えられる。ゲームや動画エンコードなど、6コアの威力が発揮できるアプリケーションはこれからますます増えていくことだろう。

3DMark Vantage 1.1.0 Performanceプリセット
3Dmarks P27413
GPU SCORE 25380
CPU SCORE 36085
PCMark Vantage 1.0.2 64bit
PCMark Score 23019 PCMarks
Memories Score 15261
TV and Movies Score 8808
Gaming Score 21884
Music Score 23898
Communications Score 19573
Productivity Score 26179
HDD Score 42231
BIOHAZARD 5 ベンチマークテストB(DirectX 10)
1280×720ドット 166.5fps
1920×1080ドット 150.5fps
ファイナルファンタジー XIV オフィシャルベンチマーク
Low 7674
High 5859

 加えて触れておきたいのが、ファイル操作やソフトの起動といった日常的な動作がキビキビとしており、非常に軽快と感じられたことだ。試用機のストレージがRAID 0構成のSSDで、CrystalDiskMark 3.0.1によってストレージ性能を測定したところ、以下のような結果となった。ランダムリード/ライトでも高速なスコアが得られており、これが全般的な操作感の軽快さにつながっていたと考えられる。

CrystalDiskMark 3.0.1による、ストレージ性能の測定結果

今後のことを考えるなら、
120GB SSD×2のRAID 0構成を推奨したい

 あくまで筆者の見解だが、予算が限られている場合はCPUのトップスピードを求めるよりも、PCの使用中ほとんどの局面で体感速度に影響をすると考えられるストレージ性能を優先したほうが、総合的な満足感は高いのではないだろうか。Endeavor Pro7500では、ストレージ最小構成の500GB HDDを120GB SSD×2のRAID 0構成に変更すると3万9900円のアップとなるが、その価値は十分ある(2011年12月26日時点/送料別。最新価格はウェブサイトで確認)。ストレージ容量が不安なら、これに、大容量HDDを追加するといい。

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