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Shure初のオープンバックヘッドフォン2機種が発表に

2011年12月06日 18時45分更新

文● ASCII.jp編集部

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「SRH1840」(左)と「SRH1440」(右)

 シュア・ジャパン・リミテッドは、同社では初となるオープン型オーバーイヤーヘッドフォン「SRH1840」と「SRH1440」の発表会を開催した。2012年発売予定で、予想実売価格はSRH1840は7万円前後、SRH1440が4万円前後。

今回の発表会に合わせて説明のために来日した、アソシエイトプロダクトマネージャーのMichael Johns氏(左)と、モニタリングカテゴリーディレクターのMatt Engstrom氏

今回の発表会に合わせて説明のために来日した、アソシエイトプロダクトマネージャーのMichael Johns氏(左)と、モニタリングカテゴリーディレクターのMatt Engstrom氏

 グローバルでの販売を予定しているが、今回は世界に先駆けて日本での製品発表となった。

1840の分解図

1840の分解図

1840の周波数特性。全体的にフラットだ

1840の周波数特性。全体的にフラットだ

 フラッグシップモデルとなる1840は、インピーダンス(65Ω)と感度(96dB/mW)が若干高めになっており、アンプと接続して使うのに向いている、とのこと。最大許容入力も1Wと、どんなアンプでも接続できるという。

ヘッドバンドはスチールフレームが2つ。頭の上での均一性を追求したという

ヘッドバンドはスチールフレームが2つ。頭の上での均一性を追求したという

航空宇宙産業でよく使わてれいるというアルミ合金(6061-T6)のヨーク。強度が強く、軽量だ

航空宇宙産業でよく使わてれいるというアルミ合金(6061-T6)のヨーク。強度が強く、軽量だ

イヤーパッドはしなやかなベロア素材を採用。交換も可能だ

イヤーパッドはしなやかなベロア素材を採用。交換も可能だ

ケーブルは脱着式。MMCXコネクターを採用する

ケーブルは脱着式。MMCXコネクターを採用する

 ドライバーは同社がハイグレードマイクなどで採用しているMyler製で、40mmのダイナミック型ネオジム磁石を搭載。ケーブルは脱着可能で、超小型同軸コネクター(MMCX)を採用する。一部にアルミ合金(6061-T6)を採用し、本体が268gと比較的軽量なのも特徴だ。

1440はスチールフレーム入りのレザーヘッドバンドを採用。ヒンジが20度回転するため、頭の形に関わらず心地良い付け心地になるという

こちらもケーブルは脱着式。MMCXコネクターを採用する

こちらもケーブルは脱着式。MMCXコネクターを採用する

1440の周波数特性。全体的にやや高め。7000Hz以降でボーカルなどの声がより鮮明になる傾向

1440の周波数特性。全体的にやや高め。7000Hz以降でボーカルなどの声がより鮮明になる傾向

 1440はポータブルオーディオプレーヤーなどで音楽を聴くのに最適なモデル。遮音性を持たせ、感度をやや高め(101dB/mW)にしている。

 ドライバーは40mmで、1840と同じくダイナミック型のネオジム磁石を搭載。インピーダンスは37Ωで、コンシューマー機器の音楽を聴くのに最適とのことだ。

 このほか、10月末に発売された日本特別仕様の「SE535 Special Edition」(実売5万円前後)についても説明が行なわれた。

「SE535 Special Edition」(左)とその分解図(右)

 日本のユーザーの声に応えて、従来の「SE535」の高域表現をより豊かにした限定モデルで、レッドとグレーというカラーリングも同社初だという。

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