E-450+SSDの静音PCの実力はいかに?
パーツの紹介に続いては、実際にE-450で組んだPCを動作させて、その性能を確認してみよう。まずは、お約束のWindowsエクスペリエンスインデックスだ。
Windowsエクスペリエンスインデックス
省電力向けAPUということで、プロセッサーのスコアはやや低く「3.9」にとどまった。とはいえ、Windows 7を快適に使用できる基準値「3.0」は超えており、Windows 7を使う上で特に支障はないだろう。
また、グラフィックス系のスコアはグラフィックスで「4.4」、ゲーム用グラフィックスで「5.8」となっており、AMD Eシリーズの内蔵グラフィックスの性能の高さがうかがえる。TDP 18Wのプロセッサーでここまでスコアが出れば、十分といっていいだろう。
BIOHAZARD 5ベンチマーク
エクスペリエンスインデックスのスコアを見る限り、E-450のグラフィックス性能はなかなか高い。ということで、どの程度のゲームならプレイできるのか実際に確認してみることにした。まずは、DirectX 10世代としては比較的重い「BIOHAZARD 5 ベンチマーク」を試してみた。なお、今回はローエンド向け製品ということで、解像度は800×600ドット、1280×720ドットの2パターンのみ。それ以外の設定は初期設定のままとした。
800×600ドットでも15fpsを切るなど、いずれも厳しい結果となった。正直このスコアでは、画質を調整しても快適にプレイできるレベルに到達するのは難しい。BIOHAZARD 5や同等以上のグラフィックスを要求するゲームについては、素直にあきらめたほうが賢明だ。
ストリートファイターV ベンチマーク
それではBIOHAZARD 5より軽いゲームとして、「ストリートファイターV ベンチマーク」でも計測してみた。こちらも解像度は800×600ドットと、1280×720ドットの2パターン。それ以外の設定は初期設定のままとした。
いずれの解像度でも30fpsを超えている。快適とは言い難いところだが、このクラスのゲームであれば、描画設定を調整すれば何とかプレイを楽しめそうだ。省電力向けAPUということを考えれば優秀な結果と言っていいだろう。
ファイナルファンタジーXI ベンチマーク3
最後に、少々古めのベンチマークだが、「ファイナルファンタジーXI ベンチマーク3」にてDirectX 9世代のゲーム性能についても確認してみた。
こちらも快適とまではいかないものの、描画設定を調整すればゲームプレイは可能なスコアを記録している。特にLowモードでは、快適さの基準である「3000」まであと一歩と迫っており、デフォルトの描画設定であればそこそこ遊べそうだ。
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