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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第10回

Androidはここまで進化した!

最新のAndroidを搭載したGALAXY NEXUSの実力を探る!

2011年12月06日 12時00分更新

文● ヤシマノブユキ

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カメラ機能なども使い勝手が向上!

 動画撮影中にダブルタップで写真(静止画)を撮れるなど、カメラまわりの機能も充実してきた。

動画編集アプリ「Movie Studio」を標準搭載。端末内の曲を使い、BGM付きのビデオクリップを単体で作れる

画像の編集や切り出し、トイカメラ風のフィルター処理などが可能

動画撮影中やビデオチャット中にリアルタイムで映像を加工し、変な顔にしたり、背景画像を変更したりして遊べる

 そのほか、細部の使い勝手も向上している。Gmailの表示方法が読みやすくなり、また、日/週カレンダーの時間帯をピンチでズームできるなどなど。

 ウェブ閲覧や音声認識も下の写真のように、これまで以上に実用的になった。

ウェブページを保存し、圏外で読めるほか、クイックコントロールをオンにすると片手ですべての操作ができる

入力方法で「Google音声認識」を選択すると、自然な日本語でしゃべって文字を次々と入力できる

もっとも大きく美しいディスプレー

 GALAXY NEXUSの魅力は最新OSだけではない。現在発売されているスマートフォンでは最大クラスの高解像度ディスプレーで、ウェブや動画を快適に楽しめる。ウェブページはズームなしで記事の見出しを読めるほど。PCやタブレットに近い感覚で閲覧できる。

高解像度(720×1280ドット)&大画面スマホ ベスト3

1位 GALAXY NEXUS 4.7型HDスーパー有機EL
2位 Optimus LTE 4.5型IPS液晶
3位 AQUOS PHONE SH-01D/同 102SH/同 104SH 4.5型NewモバイルASV液晶

ウェブページの見え方の違いをiPhone 4S(左)と比較。GALAXY NEXUSのほうが約2倍の情報量がある

一般に有機ELは赤が強くなりがちだが、GALAXY NEXUSのHDスーパー有機ELは自然な色合いだ

物欲を刺激する曲線シルエット

 最薄部は8.8ミリで、実は国内のGALAXYシリーズでもっとも薄い。ほかのスマホと比較しても、これほどの大画面でここまでスリムなのはGALAXY NEXUSだけだ。

 横幅は68mmほどあるが、持ってみると意外にも手になじむ。理由は、表面に細かな格子状の滑り止め加工のあるマット素材の背面カバーと、適度な厚みと丸みのある下部のデザインにある。ディスプレーは下部に向かうほど弧を描くが、視認性に悪影響はない。チタンシルバーという色ともども、これまでのGALAXYにはない次世代感を演出している。

上部に向かうほど薄いボディー。ディスプレーは下部に向かって曲線を描く独特の形状をしている

microUSB端子は下部についている

無駄なモノが一切無い上部

マットな手触りの背面カバーは滑り止め効果がある

スタミナは「もう少し頑張りましょう」

 バッテリー容量は1730mAhと国内4位の大きさだ。しかし、YouTube HDの連続駆動時間は実測で4時間11分にとどまる。バッテリー容量からすると6時間30分は期待したいところだが、実力は1230mAhのIS05などと同レベル。やや物足りないのは、画面サイズが大きいわりに、バッテリー容量が少ないことが一因と考えられる。

 ごく普通の使い方であればバッテリーは1日持つので心配はいらないが、思う存分使うならやはり市販の外部バッテリーは必須だろう。個人的には標準品よりも30~40%容量が大きいバッテリーパックの早期提供に期待したい。

バッテリーは着脱できる。容量は当初1750mAhとされていたが、実機で確認したところ1730mAhだった

最新OSが欲しいなら即買い

 日本のケータイには必須な3種の神器と言われる機能(赤外線、ワンセグ、FeliCa)がなく、万人のメイン端末にはなりえないかもしれない。だが、フィーチャーフォンとの2台持ちや、画面の小さなiPhoneなどからの乗り換えには最適だ。とにかく、最新OSに一刻も早く触れたいなら迷わず買いと言える端末である。

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