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まかふぃーぶはじめました 第8回

「マカフィー オール アクセス 2012」を使ってみた

出張まかふぃーぶ・スマホユーザーの危機を救え!

2011年12月22日 11時00分更新

文● まかふぃーぶ

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<前回までのあらすじ>「まかふぃーぶ」といえば、飯田橋のASCII.jp編集部に作られたセキュリティー推進部。前回、会社に引きこもりがちだった部員たちが重い腰を上げて、アスキー・メディアワークスを飛び出し、ライターのヒロタ、およびインサイトイメージ(編集プロダクション)のハナモくんに普及活動を行なった。

 しかし、レビューを依頼したのに、待てど暮らせど全然原稿が上がってこない。しびれを切らした大仏担当の「ホカムラ部長」と、てんぐちゃんの「むらっち」(通称、ムラムラコンビ)が再びヒロタ事務所を急襲だっ!

登場人物の紹介

ホカムラ部長

まかふぃーぶの部長。太平洋のように広い心を持つことから(?)大仏のお面をかぶることに。むらっちの暴走を引き止める役回りだが、だいたい自分も一緒に暴れる側に回っていたり。好きな巨大建築物は、牛久大仏。


むらっち

まかふぃーぶの部員1号。中の人は温和そうに見えるが、意外と体当たり系で情熱的な人なため、赤いてんぐのお面を授与される。尊敬する人物は、暴れん坊将軍。


ヒロタ

元ASCII.jpの編集記者で、現フリーの編集&ライター。専門分野はMacだが、最近はニコニコ動画やボーカロイドも執筆。近著にニコニコ動画のイベントをまとめた『ニコニコ動画めもりある ニコニコ大会議編』(アスキー・メディアワークス刊)。Macのセキュリティはノーガード戦法だったが、「マカフィー オール アクセス 2012」を持った謎の集団に襲われ、仕事場のMacというMacにセキュリティ製品を強制インストールされた。


ハナモくん

編集プロダクション・インサイトイメージの若頭。ASCII.jpや週刊アスキー、某DOS/V雑誌などで記事を執筆。MacBook AirでMacに目覚めて、最近、iMacを買ったとか。私物のスマホに無理やり「マカフィー モバイルセキュリティ」をインストールされた挙句、「1週間後に感想を聞くから有効活用するように」と、そこらのウイルスより断然悪質な無茶振りをされる。


ディスクレスだからMacBook Airでも安心

前編から)

むらっち 「おい! 締め切りから2週間も過ぎてるのに原稿が来ないってどういう了見だ!!!」(【編集註】本当です)

ヒロタ 「ヒッ、すいません。世紀末ワールドの種モミ以上に重要な仕事が急遽舞い込んできてですね……」

ホカムラ部長 「いや、そんなスーパー言い訳タイムはどうでもよくて。そもそも使ってみたんですか?」

ヒロタ 「ん、あんまり触らなくても、なんか使えちゃいましたよ! スゴいっすね、マカフィー!!」

むらっち 「使 っ て み た ん で す か ?」

ヒロタ 「……すいません。あんまり触ってません」

ホカムラ部長・むらっち 「おいー!

ヒロタ 「ヒエッ、しかしMacだとウイルスで被害を受けた話をあんまり聞かないし、セキュリティソフトの存在意義って、酢豚の中のパイナップル並みに疑問なんすよ」

ホカムラ部長 「何をおっしゃいますか。ヒロタくんが気づかない間に、粛々とMacの安全を確保してたんですよ。それに、ヒロタさんのMacにはWindowsが入ってるでしょ

ヒロタ 「あ、そういえば。検証とかゲームに使うから、Boot Campと仮想化ソフト(Parallels Desktop)をインストールしてる」

むらっち 「そこ! もはやMacはOS Xだけのモノじゃない。ネットへの出入り口があるところは、ちゃんとふさいでおかなければダメ! しかも仕事に使うマシンならなおのこと」

まずMac OS X用として「マカフィー インターネットセキュリティ 2012 Mac版」を導入

次に、Boot Campや仮想化ソフト越しに使っているWindows用に「マカフィー インターネットセキュリティ 2012」を追加導入

ホカムラ部長 「というワケで『マカフィー オール アクセス 2012』がここでも万全っていう。Macにも、仮想化OSにも、1人で使う分には何台……というか複数のOSに対してインストールOK。しかも、CDとかDVDじゃなくて、ウェブサイトからインストールできるからすんごく楽なんですよ」

ヒロタ 「あ、それじゃあMacBook Airとか、Mac miniみたいな、光学ドライブが付いてないマシンでもすぐにイケる感じ?」

むらっち 「そういうこと! ちなみにパッケージを買った場合でも、マカフィーのサイトでユーザー登録して、製品に同梱されてる登録番号を入力した後は、ウェブサイトから自由に製品を導入し放題になるよ」

マカフィーのサイトでログイン後、ソフトをインストールする。もちろんMacのSafariでもきちんと動作してくれる

ケータイの場合、この画面からSMSを飛ばして認証する

仮想化ソフトの「Parallels Desktop 7」でインストール用のページを開いたところ。問題なくインストールできた

ヒロタ 「へー、それはMac App Storeみたいでラクチンですね。新しいマシンを買ったときに限って、インストールしたいソフトの箱が紛失していて、毎回押し入れを引っ掻き回すハメになるんだよねぇ」

ホカムラ部長 「(職業ライター相手のはずなのに、なんかリノちゃんに教えるのと変わってない……だと!?)」

ピンク成分多めなサイトの罠も怖くない!

ヒロタ 「ムラムラコンビさん、そもそもの話を聞いてもいいですか! Mac版って何をしてくれるんですか」

むらっち 「そこからか! びっくりだよ!」

ヒロタ 「いやほら、平和なMac村にいると、何が危険なのかよくわかんねくて」

ホカムラ部長 「受信したメールとかの添付ファイルをリアルタイムでスキャンしたり、定期的にフルスキャンしてウイルスを駆除してくれたりするのだ」

ヒロタ 「おーそれはスゴイ!」

むらっち 「(職業ライター相手のはずなのに、さっきから言ってる内容が10年前のインターネット雑誌レベル……だと!?)」

ディスク全体の「フルスキャン」、対象を指定した「カスタムスキャン」、毎週1回自動でチェックしてくれる「スケジュールスキャン」を用意

ソフトや定義ファイルのアップデートは自動

むらっち 「あとヒロタさんにおススメなのが『サイトアドバイザー』」

ヒロタ 「サイトアドバイザー?」

むらっち 「Firefoxのアドオンを追加して有効にすると、検索結果のリストにマカフィーがサイトの評価をつけてくれるようになるですよ! ちょっとエッチなサイトとかよく行くでしょ? そんで変なリンク踏んじゃったり」

ヒロタ 「いやいや、いかん危ない危ない……」

ホカムラ部長 「普段はSafariやChromeを使ってる人でも、なんか変だなーと思ったらFirefoxに切り替えて検索してみるとかね」

サイトアドバイザーのアドオンをFirefoxにインストールすると、検索結果の画面でそのサイトが安全かどうかを表示してくれるようになる

スキャン実行時の負荷を、15インチMacBook Pro 2.2GHz(4コアCore i7)で検証。ホームフォルダーの約105GB/約8万5000個のかかったのが7分程度と、対象のストレージがSSDということもあって割と早かった。CPU使用率も80~100%(最大800%)で低く、普通に使う分には裏で動いてることに気がつかないくらい

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