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電撃文庫 三木副編集長が語った“次世代編集者=プロデューサー”

東大駒場祭で電撃文庫のメディアミックス術を公開!?

2011年12月09日 18時00分更新

文● まつもとあつし

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注目の新作アニメは『アクセル・ワールド』『ソードアート・オンライン』

 編集者の枠に収まらず、プロデューサーとして活動する三木副編集長が次にアニメ化を仕掛けるのは、川原礫氏の『アクセル・ワールド』『ソードアート・オンライン』の2作品だ。

会場にはスペシャルゲストとして、ワーナー・エンターテイメント・ジャパンの中山信宏プロデューサー、アニプレックスの柏田真一郎プロデューサーも登壇、それぞれ自作品に賭ける意気込みを語った

残念ながら本記事ではお見せできないが、『ソードアート・オンライン』のイラストレーターabec氏による、アニメ版のキャラクターデザインも先行公開された(12月10日発売「電撃文庫MAGAZINE」で正式発表)

 『アクセル・ワールド』はワーナー・エンターテインメント、『ソードアート・オンライン』はアニプレックスが参加し、2作品のアニメ化企画が同時に進行していることになる。

 すでにニコニコ静画では、「アクセル・ワールド アバターコンテンスト」も開催されており、開始5日間で100件以上の応募があったという。

講演会後半では、『アクセル・ワールド』『ソードアート・オンライン』両作品のプロデューサーも加わっての活発な質疑応答が続いた。原作ファンとしてはその出来映えが気になるところだ

 『アクセル・ワールド』を手がけるワーナー・エンターテインメントの中山信宏プロデューサーは、作中のアバター同士のバトルシーンはCG任せではなく、サンライズによって「手描きで」映像化が進んでいることを明かし、立ち見まで出た満員の会場を沸かせた。

 アニメを作品そのものだけでなく、三木副編集長が講演で語ったような「メディアミックス時代の編集者(=プロデューサー)の仕掛ける動き」もチェックしておくと、さらに楽しみ方が拡がるとも言えそうだ。

著者紹介:まつもとあつし

ネットベンチャー、出版社、広告代理店などを経て、現在は東京大学大学院情報学環博士課程に在籍。ネットコミュニティーやデジタルコンテンツのビジネス展開を研究しながら、IT方面の取材・コラム執筆、コンテンツのプロデュース活動を行なっている。DCM修士。『スマートデバイスが生む商機 見えてきたiPhone/iPad/Android時代のビジネスアプローチ』(インプレスジャパン)、『生き残るメディア 死ぬメディア 出版・映像ビジネスのゆくえ』(アスキー新書)も好評発売中。Twitterアカウントは@a_matsumoto

 最新刊は、スマホやタブレットを用いた次世代の読書作法を解説する『スマート読書入門』。技術評論社より発売中。

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