NTTドコモは、Xi対応スマートフォンとしては第2弾モデルとなる「Optimus LTE L-01D」を12月15日に発売予定であることを同社サイト上で公表した。発売日に先駆けて、12月7日には全国のドコモショップで予約を受け付ける。
Optimus LTEはLGエレクトロニクス製で、すでに韓国を始めとする世界各地でリリースされている同名のグローバルモデルをベースとしながらも(関連記事)、FeliCa/ワンセグといった国内ユーザー向けの機能を搭載しているのが特徴的。
一方、ディスプレーは4.5型でLG自慢の「True HD IPS」液晶を採用。画面解像度は720×1280ドットと高い一方で、広視野角かつ自然な発色が特徴的である。CPUは1.5GHz動作のデュアルコア「Snapdragon APQ8060」で、ROMは4GB、RAMは1GB。810万画素のリアカメラ/130万画素のインカメラを搭載する。バッテリー容量は1800mAh。
自然な発色のディスプレーに好感
一部操作をのぞいて、CPUは非常にパワフル
ASCII.jp編集部では短時間ながら、Optimus LTEの実機をテストする機会を得たのでレポートしていこう。
まず、印象的なのはやはりディスプレー。視野角の広さと自然な発色はIPS液晶の最大の特長であり、実際にインパクトがある。画面の明るさを最大にしたときの見た目は印刷物にかなり近く、誰かに「これはモックだよ」と言って渡したら、信じてしまう人もいそうだ。
4.5型のディスプレーを持つ筐体(約68×133×10.7mm)はかなり大型だが、男性の手ならば片手でギリギリ使いこなせるサイズ。背面はマット塗装だが、滑りにくい感じの処理になっており、手に持ちやすい。
気になる操作感だが、CPUが1.5GHz動作ということもあり、非常にサクサク。Xiによる通信と組み合わせると、これまでのスマートフォンにはなかった快適さを味わえる。
唯一気になったのが、ウェブブラウザーでPC向けサイトを表示中のピンチイン/アウト時のみ。同じCPUを搭載している「GALAXY S II LTE」と比べると、ほんのわずかだけもたつきを感じたが、画面解像度が高いぶん仕方ないのかもしれない(GALAXY S IIは480×800ドット)。逆にそれ以外では、CPUの性能の不足を感じることはほぼなかった(たとえばマップアプリのピンチイン/アウトは快適)。
なお、ここまでの画面解像度はスマートフォンに必要? という考えも実際にOptimus LTEを持つまでにはわずかにあった。しかし、精細感もしっかり液晶なので、高解像度の価値は十分あると考えていいだろう。
Xiスマホは「ARROWS X LTE F-05D」「MEDIAS LTE N-04D」という、国内メーカー製モデルがあと2製品控えているが、ますますどのモデルを選べばいいか悩みが深くなりそうだ。
「Optimus LTE L-01D」の主要スペック | |
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メーカー | LGエレクトロニクス |
ディスプレー | 4.5型液晶 |
画面解像度 | 720×1280ドット |
サイズ | 約68×133×10.7mm(最厚部11.4mm) |
重量 | 約140g |
CPU |
Snapdragon APQ8060 1.5GHz (デュアルコア) |
OS | Android 2.3 |
Xi対応 | ○ |
3G最大通信速度(下り/上り) | 14Mbps/5.7Mbps |
カメラ画素数 |
リア:約810万画素CMOS /イン:130万画素CMOS |
バッテリー容量 | 1800mAh |
テザリング | ○ |
FeliCa | ○ |
ワンセグ | ○ |
赤外線 | × |
防水 | × |
Qi | × |
miniUIM | × |
連続待受時間 | 未定 |
連続通話時間 | 約350分 |
カラバリ | Red、Black |
発売時期 | 12月15日 |