かんばい!
―― それで第一弾のamPlugが発売されて、これもものすごく売れましたよね。
佐野 いい時期に出すことができたんですね。第一弾がすごい人気だったので、すぐにそのカラーバリエーションということで第二弾を出しました。中身はほとんど同じなんですけど。
―― 全部でどれくらい行きましたか?
佐野 これは各モデル3000個の限定だったんです。第一弾、第二弾合わせて1万8000個ですね。
―― 発売直後からプレミアが付いていた記憶があるんですけど。
佐野 そうなんですよ。限定で出したものだから、“投資”目的で買っていく方がいらっしゃって。
坂根 本来は楽器屋に足を運ばないお客様向けのつもりだったんです。高いギターはお店で試奏して買われるんですが、電子楽器のようにあまり個体差がないものは、ネットでポチッとやってしまう。それって寂しくないかい? ということで始めたつもりなんです。でもネットの力が強すぎて、店頭に並ぶことなく第一弾は予約だけで売り切れてしまいました。
佐野 アナウンスしてお店からの注文だけで完売してしまいましたね。
―― それはまたものすごい勢いですね。
佐野 ただ、実店舗に並ぶ分も考えて、amPlugの従来機種と一緒に並ぶようなポップを作ったんです。そうしたら「けいおん!」版を手に入れらなかったお客様が、ギターに直接挿してヘッドホンで練習できるというamPlugのコンセプトを理解してくださった。それで買っていかれたんですね。だから「けいおん!」版を出したとき、レギュラーモデルも国内販売は平常月の倍以上売れたんです。
―― amPlugという製品の認知度が上がったと。
佐野 上がりましたね。Twitterなんかでも「けいおん」で検索すると、amPlugで引っかかったりするんですよ。逆にamPlugで検索するとほとんど、けいおんけいおんけいおん……。
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