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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第228回

「染井」の古い街並みで出会った猫たち

2011年12月02日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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名前を呼ばれたので、門の後ろからひょこっと顔を出したところをすかさずしゃがんで撮影。日が翳って暗くなってきたので画質的にはイマイチなのが残念(2011年11月 パナソニック DMC-G3)
名前を呼ばれたので、門の後ろからひょこっと顔を出したところをすかさずしゃがんで撮影。日が翳って暗くなってきたので画質的にはイマイチなのが残念(2011年11月 パナソニック DMC-G3)

 東京都豊島区の北の方に「染井」という昔ながらの地名がある。現住所は駒込。江戸時代に植木屋が集まっていた地区で、その花を目当てに来た観光客で賑わってたらしい。

 実はここ、「ソメイヨシノ」の「ソメイ」なのである。江戸末期あたり、染井の植木屋が作り出したのがはじまりなのだ。ちなみに「ヨシノ」は奈良県のヤマザクラで有名な吉野なのだが、これは「有名どころの名前を勝手に借りた」だけで、吉野の桜とは何の関係もないらしい。

 冬に桜の話をしてもしょうがないのだが、まあ、その染井を散歩してきたのである。もちろん「染井には猫がいっぱいいる場所がある」と聞いたから。ただそれだけである。まあ、古い街並みが残っているので行けば何かしら(猫との)出会いはあるはず。

 そんな都合のいいことを考えているとなかなか出会えないもので、まあしょうがないかなと思っていたら、窓に猫!

窓際に猫を発見したので、道路から望遠で狙ってみた。外へ出たそうでもあり、室内は暖かくていいなあと思っている風でもあり(2011年11月 パナソニック DMC-G3)
窓際に猫を発見したので、道路から望遠で狙ってみた。外へ出たそうでもあり、室内は暖かくていいなあと思っている風でもあり(2011年11月 パナソニック DMC-G3)

 きれいな室内飼いの猫である。まあそうだよな、昔と違って、猫は室内飼いが中心だから、人なつこい猫がふらふら歩いているなんて都合のよいシーンはそうそうないのだ。

 と思っていたら、いた。

秋も深まると、微妙な日向を探し始めるのが猫。十字路の端っこで周りを警戒しながら日向ぼっこの黒猫(2011年11月 パナソニック DMC-G3)
秋も深まると、微妙な日向を探し始めるのが猫。十字路の端っこで周りを警戒しながら日向ぼっこの黒猫(2011年11月 パナソニック DMC-G3)

 日向ぼっこ中なるも、十字路なので落ち着かない様子。でも人なつこそうには見えないので、まずは遠くからこっそりと望遠で。

見つけられてしまったので、その場を去る黒猫。でも今度は向こうから自転車が。それはそれとして、こういう微妙にカーブした道っていいよね(2011年11月 パナソニック DMC-G3)
見つけられてしまったので、その場を去る黒猫。でも今度は向こうから自転車が。それはそれとして、こういう微妙にカーブした道っていいよね(2011年11月 パナソニック DMC-G3)

 とはいえ、我々の進行方向にいるわけで、近づかないわけにもいかず、とことこと歩いて行ったら案の定、道路を渡って去って行ったのである。

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