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T教授の「戦略的衝動買い」 第171回

なぜか太らない革製品オーダーメイドの財布を衝動買い

2011年12月01日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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 でき上がってきた「リザードジーヴス」は期待をはるかに上回る財布だった。コーナー半分+αにまで回り込むYKK社の最高級のジッパーを採用し、同じようなジッパータイプの財布より、カードや紙幣を取り出し易く改良している。

ネットで購入した比較的安価でお気に入りの財布(左)とリザードジーヴス(右)。L字型にジッパーが取り付けられているところはほとんど同じ

YKKの最高級のジッパーが採用されている。開閉は極めてスムースだ

L字コーナーをあと少しはみ出してジッパーが取り付けられているところが、紙幣やカードを取り出すときに、楽に大きく開く要素になっている

 内部は、小銭を収納する袋状のセパレーターで2つのコンパートメントに分けられ、いずれかに紙幣をもう一方にクレジットカード類を分けて収納できる。分厚い財布が何より嫌な筆者だが、リザードジーヴスは、クレジットカード数枚とお札を10枚以上、小銭もたっぷり入れても不思議と“ゴロゴロ”と膨張することがない。

袋状の小銭入れがセパレーターになって左右2ヵ所の収納場所を分離している

ジッパー部分がL字より少し回り込んで開くために、大きく広がり取り出しやすい

これくらいのモノを収納しても、まったく分厚くならないのは不思議だ

 小銭を持ち歩くことが極端に嫌いだった筆者だが、リザードジーヴスに変えてからコンビニで小銭のお釣りを受け取っても、スーパーのレジで財布の中から、一円玉や五円玉を取り出すこともいともたやすくできるようになった。

 筆者のリザードジーヴスは使い出して約1ヵ月、少しエージングが効いてきて、革全体が少し軟らかくなってきた。そのせいか、最近はクレジットカードやメンバーズカードを合わせて10枚、お札を15枚、小銭を10個くらい収納してもほとんど分厚さは感じない。

最近は、お金以外に小さなメモやミニ・ボールペン等も収納して便利に使っている

 プレタポルテの「リザードジーヴス」は決して安い買い物ではないが、それだけ価値のある財布だ。既に30周年記念限定モデルの、3色であるウィンター・ブルー、ダンデライオン (イエロー)、エメラルド・グリーンは、アッと言う間に完売したが、改めてオーダーすることは可能だ。料金は別途必要だが、自分だけのカラーやアレンジを依頼することもできる。

カジュアルな日常使いには最高に便利な「リザードリーヴス」だ。オンビジネス用なら、ブラックや濃紺などにカラーチェンジするだけでも十分使えそうだ


T教授

今回の衝動買い

アイテム:銀座オーソドキシー「リザードジーヴス トカゲ革、ダンデライオン(黄色)」
価格:2万9400円にて購入(すでに完売)

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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