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いま旬のビジネスPC 第37回

幅広い選択肢を持つ、東京生産モデル

高質感・高拡張性のプロ仕様、「HP ProBook 6560b」

2011年11月29日 09時00分更新

文● 石井英男

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1600×900ドットのHD+液晶を選択できる

 液晶ディスプレーは15.6型で、このクラスとしては標準的なサイズだが、解像度を1366×768ドットと1600×900ドットから選択できることが特徴だ。1600×900ドット液晶なら、一度に表示できる情報量は1366×768ドット液晶の約1.37倍になり、複数のウィンドウを同時に開いていても快適に作業が行える。

 今回の試用機には、1600×900ドット液晶が搭載されていた。液晶はノングレアタイプなので、外光の映り込みが少なく、長時間使っていても目の疲れが少ない。また、ディスプレーを閉じた時にディスプレー表面に傷が付くことを防ぐ「HPパネルプロテクションシステム」が採用されていることも評価できる。

HP ProBook 6560bの正面。東京生産モデルであり、液晶ディスプレーの左上に「MADE IN TOKYO」ロゴがある

液晶ディスプレーは15.6型で、試用機の液晶解像度は1600×900ドットである。ノングレアタイプなので、外光が映り込みにくく、長時間使っていても目の疲れが少ない

 キーボードはテンキーを含む全106キーで、キーピッチは19mm、キーストロークは2.2mmと十分に確保されている。キー配列も標準的で使いやすいが、右側の「\」キーなどはやや横幅が短くなっている。キーボードの耐久性にもこだわっており、特殊コーティングでキー印字のはがれやこすれを防ぐ「HP DuraKeys」を採用。通常の50倍以上もの耐久性を実現している。

 さらに、キーボードと本体の間に静電・非浸透フィルムの「マイラー」を挟み、液体が内部に直に侵入することを防ぐ構造になっているため、万一キーボードに液体をこぼしても、データを保存してOSを終了する時間を確保できる。

キーボードの下側に、ディスプレーを閉じた時にディスプレーがキーボードや筐体にあたって傷つくことを防ぐソフトラバーが配置されている

キーボードはテンキーを含む全106キーで、キーピッチは19mm。キーストロークは2.2mmあり、キータッチも良好だ。ポインティングデバイスとして、ポイントスティックとタッチパッドから構成されるデュアルポイントを搭載する

 また、キーボードの右上には、4つのワンタッチキーが用意されており、無線LANのオン/オフや音量ミュート、QuickWeb機能(OSを起動せずにWebアクセスやメールチェックを行える機能)の起動、電卓の起動が可能だ。ポインティングデバイスとして、ポイントスティックとタッチパッドから構成されるデュアルポイントを採用しており、ユーザーの好みに応じて使いやすいほうを選べるのは嬉しい。

 セキュリティ機能も充実しており、パームレスト右側に指紋センサーが用意されているほか、TPM1.2準拠のセキュリティチップも搭載している。

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