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AirPlayとDLNAで広がる、iPhoneの可能性 第2回

手軽なのにネットワークオーディオ魅力を1台に凝縮

AirPlayの快適さをシステムコンポで楽しむ「RDC-N7」編

2011年12月02日 10時00分更新

文● 広田稔

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Dock搭載やAirPlay対応など、iPhoneとの相性バツグン

まずは基本仕様のおさらいから。

 RCD-N7は、昨年の10月に発売された。価格はオープンプライスで、市場想定価格は5万5000円前後。開発・販売を手掛けるのは、単品のHi-Fi機器も手掛けるデノン。100年の歴史を持つ老舗オーディオメーカーのひとつで、国内シェアも非常に高い、信頼のおけるブランドだ。

本体色もiPhoneに合わせて、ホワイトとブラックの2色を用意。ホワイトのiPhoneにブラックといった具合に逆の色で組み合わせても面白い

 RCD-N7は、CDレシーバーなどと呼ばれる一体型のコンポで、音楽CDの再生のほか、AM/FMチューナーを装備する。一見するとオーソドックスなミニコンポに見えるが、iPhone/iPodのほか、DLNA 1.5、ネットラジオ、USBオーディオなど今後主流になる音楽ソースに幅広く対応する点が特徴となっている。

RCD-N7は一体型のCDレシーバーだが、スピーカーは自由に選べる。65W+65Wと十分な出力のデジタルアンプとなるため、高級スピーカーの駆動にも十分だが、外観デザインをそろえるなら同社の「SC-N7」(市場想定価格は1万5000円前後)がぴったりだろう

iPhone/iPodを差した場合も、本機付属のリモコンで音楽の再生を指示できる

 本体上部にはDock端子を備えており、iPhone/iPodを直接差して、充電しながら音楽の再生が可能。iPodデジタル接続にも対応しているので、アナログ接続のように音の劣化を気にせず、RCD-N7で再生できる。

 iPhone/iPod/iPadとの連携という意味で、さらに注目したいのが、無線LANで音楽を飛ばせるAirPlayだ。

 iPhone/iPod touch/iPadに加えて、パソコンのiTunesに登録してある音楽も再生できるので、外出先から帰宅したあと、ヘッドホンで聞いていた音楽をそのまま自宅のスピーカーで鳴らすといった流れもスムーズだ。本体のある場所に行って、DockコネクターやUSB端子にiPhone/iPod touch/iPadを差さなくても、その場で再生を指示できる。

 この機能は本機のウリであり、語ることも多いので、次ページ以降で詳しくまとめていこう。

 ネットワーク関連ではDLNA 1.5のガイドラインにも準拠している。Twonky MediaやAsset UPnPといったメディアサーバーを導入してある、パソコンやNASを持っているなら、その中に保存しておいた音楽をネットワーク越しに引き出して楽しめる。

 もちろんアナログ入力端子も用意しているので、iPhone以外の携帯音楽プレーヤーの接続も可能。これ以外にも、音楽CD、AM/FM、ネットラジオ(vTuner)、USBメモリーなど、かなり豊富なメディアに対応しているので、これ1台あれば大抵の音楽ソースに対応できてしまうのは嬉しいところだ。

本体正面。左下にはUSB、右下にはオーディオ入力とヘッドホンの端子を用意している

本体背面。外部入力3系統(アナログ×2、光デジタル×1)やサブウーファーをつなぐ端子などが並ぶ

 というわけで、永く使っていたミニコンポを新しくしたいと考えているのなら、このRCD-N7がイチオシだ! 置き換えると、最新のデジタル音楽を楽しめる環境にアップグレードできるわけだ。

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