11月14日、日本サムスンはUPoE(Universal Power Over Ethernet)対応のシンクライアント「SyncMaster NC220P」を発表した。
SyncMaster NC220Pは、OSやCPU、ストレージなどを搭載しておらず、クライアント側へのドライバ導入やウイルス・スパイウェア対策も不要で、同社では「仮想化ゼロクライアント」と呼ぶ製品。カナダTeradiciのPCoIP(PC over IP)テクノロジーとヴイエムウェアのVMware Viewに対応する。
電力供給方式として、通常のACアダプターに加え、LANケーブルで最大60Wもの電源供給が可能なUPoEに対応する。UPoEはシスコシステムズが開発した技術で、電力とネットワークアクセスの両方を1本のケーブルで提供する。これにより、電源の一元管理を実現し、電源の効率化と省電力化を可能にするという。
筐体は22型LEDバックライト搭載ディスプレイと一体になっており、LANポート(RJ-45)×2とUSB×4などを搭載する。ディスプレイの解像度は1680×1050ドットだ。
ラインナップは、UPoE対応の「NC220P」と非対応の「NC220」の2モデル。価格はどちらもオープンプライスだ。