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日本データ復旧協会が2010年の市場規模や寄せられた質問へのアドバイスを公表

急な値下げは要確認!HDD復旧の業界団体がレポート

2011年11月11日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 11月10日、データ復旧の業界団体である「日本データ復旧協会」は、協会に寄せられた「データ復旧業者の選び方」や「復旧の適正価格」といった質問へのアドバイス、データ復旧の市場規模を発表した。

データ復旧サービス業界の統計(2010年1月~12月)

 まず2010年1月~12月時点の市場規模について、業界全体のHDD復旧依頼件数が6万8000台だったとしている。そして、実際に復旧を行なった件数の推定は5万4400台で、これは2009年値(4万8000台)の13%増となった。また、今年については、東日本大震災の影響で一時的に依頼数が増えたと報告。ただし、被災地からの復旧依頼は増えたものの、その後の景気の低迷と不透明感から、2011年の通年としては10%程度のマーケットの拡大と見込んでいる。

 設立から1年半が経過した日本データ復旧協会には、一般ユーザーから多くの質問が寄せられたが、一番多いのが「どのデータ復旧業者が良いのかを教えて欲しい」で、2番目が「価格が適正かどうか」だったという。業者選択については、協会としては特定業者の紹介は行なわないとした上で、注意すべきポイントを紹介。高い復旧率を掲げる業者には、期間や根拠を確認するよう勧めている。

 また価格については、価格に納得のいく説明があるかが重要だとする。たとえば、調査後の見積価格を確認した後にキャンセルする旨を伝えた場合、何らかの理由をつけて半額以下の価格を提示するなど価格の変動が激しい業者は、最初の価格の妥当性が疑われますので注意が必要とのことだ。

 発表の内容について、詳しくは日本データ復旧協会のWebサイトを参照のこと。

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