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アセスメント結果表示ダッシュボード「Stratushere FIT」など3製品で構成

ネットワールド、VDIマイグレーションツールを国内展開

2011年11月07日 10時30分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 11月7日、ネットワールドは、米リキッドウェア・ラブズ(Liquidware Labs)と販売代理店契約を締結し、同社の仮想デスクトップマイグレーションツール群の提供を開始すると発表した。

VDI環境の移行や運用を支援するリキッドウェア・ラブズ製品をネットワールドが販売する。画面はアセスメント結果表示ダッシュボード「Stratushere FIT」だ

 このツール群は、VDI環境への移行において、現状の物理PC環境の分析に基づいたサイジングを行ない、仮想デスクトップへのプロファイルデータ等を移行する。さらに、新規の仮想デスクトップに対しても、プロファイルの設定・修正・展開作業を簡単かつ効率的に行なえるという。また、VDI展開後のユーザーエクスペリエンスをモニタリングすることも可能。

 製品群は具体的には、

  1. Stratusphere Fit(ストラスフィア・フィット:アセスメントツール)
  2. Profile Unity(プロファイル・ユニティ: マイグレーションツール)
  3. Stratusphere UX(ストラスフィア・ユーエックス: ユーザーエクスペリエンス・モニタリングツール)

という3つの製品から構成される。

Profile Unityは、90日間ライセンスが1ユーザーあたり980円で提供される

 1つ目のStratusphere Fitは、CPUやメモリ使用率、ストレージ使用量、ネットワーク遅延などをモニタリングし、VDI環境に適したユーザーやPCの格付け、VDI移行時に必要とされるシステムリソースなどのレポートを作成する。また、VDI環境のパフォーマンスシミュレーションの機能も搭載している。

 2つ目のProfile Unityは、物理PC環境のユーザープロファイルやデータを、エージェントレスで仮想デスクトップ環境に移行する「既存環境の移行」、新規の仮想デスクトップ環境の作成を行なう。

 3つ目のStratusphere UXは、移行したVDI環境のパフォーマンスを、アプリケーションやユーザーごとにモニタリングし、基準に満たない仮想デスクトップを特定する。これにより、ユーザーエクスペリエンスを快適に保つことが可能になるという。

 製品の価格は、Profile Unityが90日間ライセンスで1ユーザーあたり980円など。最低購入ユーザー数は100で、サポート費用は別途となる。また、Stratusphere FIは審査の上で無償提供、Stratusphere UXは価格未定だ。

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