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四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 第76回

「けいおん!」「ボカロ」なぜコンビニに――ローソンの“本気”

2011年11月05日 12時00分更新

文● 四本淑三

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 ボーカローソン(VOCALAWSON)である。

 最近のローソンは一体どうなっているんだ? と首をかしげている向きも多いのではないか。「エヴァンゲリオン」「けいおん!」「魔法少女まどか☆マギカ」と、アニメをテーマしたキャンペーンを立て続けに展開。お店に行けば、いつも何かしらアニメのキャンペーンをやっている状態だ。

ジブリの森ほど近くのローソン。劇場版「けいおん!」のノボリがぱたぱたとはためく

あきこロイドちゃん(3D版)

 そんな中、“ローソン×伊藤園×VOCALOIDキャンペーン”が9月13~26日に展開された。伊藤園の対象商品を買うとイベントへの招待や、ギター、MP3プレイヤー、ボカロ曲入りのCDなど、オリジナルグッズの抽選に応募できるというものだが、気合いの入りっぷりが尋常じゃない。

 それに先立ち、ニコニコ動画にコンビニ業界初となるローソンチャンネルを設定。そのナビゲーター役として「ローソンクルー♪あきこちゃん」の3Dキャラクターと、オリジナルのボーカロイド「あきこロイドちゃん」を開発。さらに、あきこロイドちゃんを使って制作されたキャンペーンソングが、全国のローソンに流れるというものであった

 ローソンと言えば、昨年末に音楽ソフト販売大手のHMVジャパンを買収し、既存のチケット販売事業と併合する形でローソンHMVエンタテイメントを設立。エンタメ産業寄りのコンビニチェーンとして独自のポジションを得ている。

 そのローソンがアニメやボカロの世界に進出したのはなぜなのか。一連のプロジェクトの仕掛け人にして、ローソンクルーのキャラクターと同じ名前を持つ人、株式会社ローソン 広告販促企画部の白井明子さんにお話を伺った。

※ キャンペーンソングに参加したのはオワタP、baker、OSTER_project、エハミック、うたたP、ラマーズP、小林オニキス、Dios/シグナルP、八王子P、DJありぃ

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