タブレット端末でもOfficeファイルを閲覧できる
タブレット端末でもOfficeファイルを扱うことは可能だ。iPad 2なら、標準でExcelやWord、PowerPointのファイルを表示できる。Office 2010の形式にも対応しており、動作も軽く、サクサク表示される。Excelのグラフも項目名が落ちるなど再現精度は低いものの、表示することは可能。閲覧する分には問題ない。メールで送られてきた見積書や企画書などをチェックし、メールで返事する程度ならラクにこなせるだろう。PDFビューアー&ファイル管理アプリ「GoodReader」や、クラウドサービスの「Dropbox」でもOfficeファイルの表示は可能だ。対応していないアプリでも、これらのアプリに転送すれば、閲覧できる。
Android端末なら、閲覧するだけでもアプリが必要になる。「Documents To Go」や「ThinkFree Office Mobile Viewer」などが無料でダウンロードできる。Excel、Word、PowerPointのファイルを表示することが可能だ。PDFファイルは、PCやMacと同様「Adobe Reader」をインストールすればいい。
編集するには有料アプリが必要
Officeファイルを編集するには有料アプリが必要になる。お勧めは前出の「Documents To Go」の有料版だ。iPad版の「Documents To Go Premium - Office Suite」は1500円、「DocumentsToGo Full Version Key」は1199円だ。
iPadの標準機能や一般的なビューアーアプリだと、パスワードがかけられたOfficeファイルを表示できないが、有料版の「Documents To Go」なら開けるのも大きなポイント。社外秘の重要ファイルもチェックできる。
「Word To Go」で文章を作成したり、「Sheet To Go」で数値を入力するといったことは簡単に行なえる。しかし、凝ったレイアウトの文書を作ったり、グラフを扱うことはできない。PowerPointファイルは「Slideshow To Go」で扱うのだが、スライド上で直接作業することができず、テキストの一覧画面で編集することになる。
Officeファイルの扱いに関しては
PC&Macの圧倒的勝利!
Officeファイルの閲覧はPC&Macとタブレット端末の両方とも問題なく利用できる。ただし、編集は圧倒的にPC&Macの勝ち。タブレットでは編集操作がしにくいうえ、アプリの機能も比較にならないくらい少ない。企画書の下書きを作ったり、数値のみをシンプルに入力する、誤字脱字を修正するような使い方がメインになるだろう。
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