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プライベートクラウド用に加え、ASP向けサービスも用意

ユニアデックス、独自技術によるアプリ配信サービス

2011年10月28日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 10月27日、ユニアデックスはアプリケーションシステム環境を仮想化し、インターネット経由で配信する「クラウドストリームサービス」の提供開始を発表した。

クラウドストリームサービス概要図(プライベートクラウド)

 クラウドストリームサービスは、利用するアプリケーションシステムに関連するOSやデータベース、アプリケーション自身の各パラメーターを稼働に最適な状態に設定し、インターネット経由で配信。ユーザーのサーバー/クライアントに、仮想化技術を使ったアプリケーション利用環境を構築するもの。これによりユーザーは、自分でさまざまな設定を行なうことなく、アプリケーションの利用が可能となる。

 通常のクラウドサービスとは異なり、ユーザーのシステム環境内にデータベースを用意するため、個人情報漏えい防止などのセキュリティー対策がオンプレミス並みに向上するという。また、オプションサービスとして、アプリケーションシステムに関するバージョンアップやセキュリティーパッチを自動的にユーザー環境に適用・配信したり(適用するパッチは、ユーザーが取捨選択)、各種バックアップなどの運用を提案・適用することで、最新で万全な環境での利用が可能としている。

 このクラウドストリームサービスは、

  • 企業拠点ごとのシステム資産を1つのデータセンター内に統合・集約して運用するプライベートクラウドの統合運用管理ソリューション
  • APプロバイダ向けにAPシステム一式をクラウドで配信するサービス

で構成される。このために、「インターネット経由で仮想化環境を配信する技術」、「OS、DB、APソフトウェアを含めた大容量(20GB以上)の配信を可能にする技術」、「各種ソフトウェアパラメーターを最適な値に自動設定する技術」を開発し、現在特許出願中だという。

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