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年末年始の特番を録りまくる! 今買いのBDレコーダーはコレだ! 第2回

BDレコの買いは10万円前後! 各社の主力モデルをチェック

2011年10月27日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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 Blu-rayレコーダーの現在のラインナップを見ると、10万円前後の価格帯でも中~上級機が含まれ、売れ筋価格帯となると今や7~6万円とかなり下がってきている。そうした状況を踏まえた上でも、筆者は10万円前後の価格帯のモデルがお買い得だと思う。

 その理由は、まず各社がアピールする売りの機能についてはすべてきちんと備えている点。主力モデルというからには、各社との競争で優位性をアピールできなければ意味がないので、機能はもちろんのこと、装備なども含めてかなり充実している。

 HDD容量も1TBモデルがほとんどで、録画容量の心配は少ない。HDD容量については、USB HDD対応モデルが増えてきたのでさらに心配することは減ってきているが、もともとのHDD容量が大きいに越したことはない。USB HDD非対応モデルならばなおさらだ。

 多少予算オーバーであっても、これらのモデルならば、買った後で「やっぱりネットワーク機能が充実していた方が良かった」などと思わずに済み、結果的に長く愛用できるのだ。

今回取り上げるBDレコ
DMR-BZT810 BDZ-AT950W BD-W1000 DBR-Z150 DVR-BZ450
メーカー名 パナソニック ソニー シャープ 東芝 三菱電機
実売価格 8万6000円前後 8万5000円前後 9万4000円前後 9万円前後 8万5000円前後
HDD容量 1TB 1TB 1TB 1TB 2TB
チューナー数 3 2 2+スカパー!HD 2 2
最長録画モード 15倍 11倍 12倍 10倍 12倍
USB HDD増設 × ×
スマホ連携 ×
リモート予約 × ×

 今回取り扱うモデルは表の5モデル。三菱電機の「DVR-BZ450」のみHDD容量が2TBだが、ほかはいずれも1TBだ。3チューナーのパナソニック、スカパー! HD内蔵のシャープなど、独自の機能を持つモデルも多いが、価格も8万円台後半から9万円台前半とほぼ同価格となっている。まずは、それぞれのモデルの独自の特徴と画質について個別にチェックしていこう。


ネット機能も充実の
パナソニック「DMR-BZT810」

パナソニック「DMR-BZT810」。奥行きが199mmと一番薄い。背面にはi.LINK端子やD端子も搭載する

 他社と比べて見劣りする部分がほとんどない、弱点のない優等生モデルがパナソニックの「DMR-BZT810」だ。

 従来モデルから操作メニューが一新され、アイコン表示のわかりやすいメニューとなった。DMR-BZT810の場合、タッチパネルリモコンが付属するのでページの切り替えもしやすい。EPGも番組表の表示エリアが大きくなるなど、より使い勝手を高めている。

スマホ風のアイコンメニューを採用した新デザイン。視認性が高いことに加え、自分のよく使う機能を集めるなど、カスタマイズも可能

EPGはCMスペースが上部に移動し、番組表の表示エリアが大きくなった。従来に比べて日付移動がしやすくなっている。色分けジャンル別表示などは従来通り

EPGはCMスペースが上部に移動し、番組表の表示エリアが大きくなった。従来に比べて日付移動がしやすくなっている。色分けジャンル別表示などは従来通り

 もともと使いやすい操作系だったが、表示が改良されることでより使いやすくなった印象だ。リモコンが無線式であることやタッチパネルのスライド操作は斬新で、操作感も良好なのだが、若干ボタンが小さくなるなど窮屈な印象もある。

十字キー部分がタッチパネルとなった無線式の新リモコン。タッチパネルが大きくなったため、12キーなどの間隔が狭くなり、再生系のボタンも小さくなった

 タッチパネルの中央にある決定ボタンを押し間違えやすく、操作していてストレスを感じることが多いのが残念。中央にも突起をつけるなどの改善に期待したい。

「YouTube」の視聴が可能なBDレコはパナソニックのほかは、東芝のREGZAサーバーのみ。「Skype」はテレビの2画面機能を使えば、テレビを見ながらのビデオ通話もできるなど、BDレコにあると便利

「YouTube」の視聴が可能なBDレコはパナソニックのほかは、東芝のREGZAサーバーのみ。「Skype」はテレビの2画面機能を使えば、テレビを見ながらのビデオ通話もできるなど、BDレコにあると便利

 ネットワーク機能では動画配信サービスだけでなく、「YouTube」や「Skype」に対応している。最新の薄型テレビでは対応しているモデルも多いので、BDレコにまで盛り込む必要はないと思われがちだが、ネットワーク機能がない薄型テレビを使っている人も少なくないだろうし、そうした機能のためにテレビを買い換えるよりは、BDレコを導入する方がコスト的にも有利だろう。

自分で録ったHD動画やデジタル写真、手持ちのCDなどを使って、簡単な操作で動画/静止画アルバムを作成できるツール。完成したアルバムはBDなどにダビングすることも可能

 そして、ユニークなのが新機能の「動くアルバムメーカー」。これはあらかじめ用意された背景に好きな文字を入れて表紙を作ったり、使いたい動画や写真を選んでちょっとした動画/静止画アルバムを作れるものだ。

 PCを使わずにちょっとした作品づくりのようなことができるのは便利だし、それほど手間を掛けずに、出来の良いアルバムとして保存できるのは子供の成長記録を残しておきたいと思う人にはありがたいだろう。

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