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糖尿病情報サイトで、医師が読者の質問に回答

2011年10月20日 14時13分更新

記事提供:ITソーシャルニュース

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治験をサポートするインクロム(大阪府吹田市)は、生活上の注意点が多いにもかかわらず、医師に気軽に質問することが難しい糖尿病患者を支援するため、運営する糖尿病情報サイト「メディマグ.糖尿病」に、糖尿病に関する質問に医師が回答するコーナーを新設した。

厚生労働省が発表した平成19年国民健康・栄養調査によると日本には約2210万人の糖尿病患者がいると推定されており、平成9年に比べて約1.6倍に増加している。
国内には糖尿病の情報を扱うサイトは複数あるが、医療関係者向けの情報でわかりにくい、更新されないので最新の情報が入手しづらいといった問題があった。

同社は医薬品開発の一端を担う企業として、糖尿病や合併症を防ぐために糖尿病についての正しい知識をわかりやすく提供する必要があると考え、一般の人の知りたい糖尿病に関する情報まとめたサイト「メディマグ.糖尿病」を2009年から運営している。
メディマグ.糖尿病

同サイトでは糖尿病の予防対策、最新の治療法、管理栄養士が監修した糖尿病対策レシピなどの情報を随時更新しているが、10月から新たに医師が糖尿病について答える新コーナーを開設した。

「高血圧症と糖尿病の薬を飲んでいるが、飲み合わせが気になる」「ヘモグロビンA1cが8.8の自分は、合併症の危険度はどの程度か」といった読者からの糖尿病に関する質問に医師が回答する。
質問はサイト上で随時募集し、更新していく予定だ。

同社広報部の三野由紀子さんは「当社は、治験で多くの糖尿病の方とかかわっています。糖尿病の治験ボランティアを随時募集していますが、登録したすべての方が治験に参加していただけるというわけではありません。
そのような方々に向けての恩返しという思いも込めて、より充実したサイトにしていきたいと思います」と語る。
(取材・記事:神崎英徳)

関連サイト
「インクロムホームページ」http://www.incrom.com/
「メディマグ.糖尿病」 http://dm.medimag.jp/

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