野村総合研究所とグーグルは10月19日、インターネットの日本経済への貢献についての共同研究レポートを公開した。
調査結果によれば、インターネット産業の規模は約20兆円で、GDPの3.7%にあたり、輸送用機械器具製造業(自動車製造業など)の約15兆円(GDPの2.7%)を上回った。
また、インターネット産業の2005年~2009年の成長率は7.9%。全産業の中でトップの成長率となった。また、インターネット産業は2015年までに約25兆円規模に成長すると予測した。
さらに、資本金1億円未満の中小企業とインターネットの関係性では、ウェブサイトを持つ企業の割合が高い都府県ほど生産性が高かい傾向にあると指摘。ウェブサイトを持つ中小企業が現在のペースで増え続けた場合、5年後には約10兆円の経済効果が期待できるとした。
■調査結果「Internet-Keizai.jp」(http://www.internet-keizai.jp/)