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BlackBerryは次世代OS「BBX」でいかなる進化を果たすか?

2011年10月21日 12時00分更新

文● 塩田紳二

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BBXは、スマートフォン、タブレットだけでなく組み込みやクラウド側の機器にも搭載可能だという

 BlackBerryの開発元であるResearch In Motion(RIM)は、10月18日、サンフランシスコで開催した開発者向けイベントである「DevCon」で、次世代OSである「BBX」を発表した。

変化が進むスマートフォン市場
RIMは買収企業のOSの採用で生き残りを図る

 BlackBerryは独自OSを搭載するスマートフォンで、通話中心だったアメリカ市場では電子メール端末として広く普及していた。しかし、iPhoneやAndroidなどの登場で、アメリカの携帯電話市場も様変わりしつつある。iPhone登場以前には、アメリカの携帯電話事業者の収入は音声通話がデータ通信を大きく上回っていた。このため多くの携帯電話は数行程度のテキスト表示しかできない、日本で言えば1990年代後半の携帯電話と同じようなものが大半だった。

 しかし、スマートフォンの普及で大きく市場が変化してしまった。これまで外出先でメールを手軽に利用しようとすれば、BlackBerryを使うしかなかったのだが、iPhoneやAndroidのようなタッチ型のスマートフォンが徐々にその市場を奪いつつある。

 これに対してRIMは、BlackBerry OSの機能を順次強化することで対抗してきた。以前からもユーザーによるアプリケーション開発は活発で、アプリケーションストアも開始されたが、iPhoneやAndroidに開発者が流れてしまうことを止めることは難しかったようだ。

 こうした中、昨年、RIM社が発表したのが「PlayBook」と呼ばれるタブレットだ。このPlayBookにはRIMが2010年に買収したQNX Software Systems社のリアルタイムOSである「QNX」をベースにした「Tablet OS」が採用されていた。

RIMがリリースしているアブレット端末「PlayBook」。ここに載せられているOSがBBXのベースとなっている

 今回RIMが発表した次世代OSであるBlackBerry BBXは、やはりこのQNXをベースにしている。またBBXにより、タブレットとスマートフォンで同じOSが搭載されることになる。

BBXはQNXベースであり、QNXカーネルが持つ、リアルタイム処理、マルチコア対応、セキュリティ、リライアビリティに加え、これまでBlackBerryが持っていた電力管理や通信スタックといった機能が搭載される

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