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韓国版「Optimus LTE」レビュー 1.5GHzのデュアルコアCPUでサクサク

日本でも出るか? LGのLTE端末を一足先に韓国で使った

2011年10月13日 20時00分更新

文● 中山 智

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韓国でも始まったばかりのLTEは
実測で20Mbpsオーバー

 本端末の特徴はなんといってもLTEへの対応。今回使用した端は韓国で3番手のキャリアである「LGユープラス(LG U+)」向けモデルで、3G回線はCDMA2000との組み合わせになる。もっとも、移動しながら使っていてLTEの圏外に移っても、3Gへと自動で切り替わるため、ユーザーは回線の種類を意識することなく利用できる。

 端末単体での通信速度は快適そのものだ。YouTubeのHQ画質の動画も、いったん再生がスタートすればバッファーが途切れることなく視聴できた。そのほか、ウェブサイトの表示なども高速で、「スマートフォンのボトルネックは実は端末の処理能力ではなく、回線速度のほうが重要なのでは?」と思わせるほどだった。

3GとLTE(4G)は同じ通信設定のため、ユーザーが意識することなく使える

Googleマップもスクロール時のマップの読込が高速。すでに端末にデータ保存してあるかのように快適に使える

 さらにUSBテザリング機能でPCと接続し、「Speedtest.net Mobile」で、ソウルサーバーとの速度テストを実施。平均で下り約21Mbps、上り19Mbpsとなり、上り下りともにブロードバンド並のスピードとなった。なお、LG U+のLTEサービスは10MHz幅(ドコモのXiは屋外では5MHz幅)でスペック上の通信速度は下り最大70Mbpsである。

韓国版ワンセグとNFCを搭載
日本対応のカスタマイズには期待できるか?

 本機にはモバイルテレビの「DMB」と、近距離無線通信「NFC」を搭載。このままではワンセグやおサイフケータイには対応できないが、日本で登場するのであれば、日本のユーザー向けのカスタマイズを期待したいところだ。

韓国版ワンセグの「DMB」を搭載。アンテナもついているし、ワンセグへの載せ替えは簡単そうだ

NFCも搭載しているが、日本のおサイフケータイにはこのままでは対応できない


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